血便 理由。 血便はすぐに病院へ|血便外来なら杉並区ささき医院へ

吐血・下血に関するQ&A

血便 理由

飼っているトイプードルの便に血が付着していたり、血液のような下痢や嘔吐をしていたら注意が必要です。 トイプードルの血便が軽症な場合と重症な場合で考えられる原因や対処法、また血便の予防法には具体的にどんな方法があるのかを解説していきます。 トイプードルの血便の原因とは? 「血便」は便に血が混じっていることであり、形の良い便に血が付着している、血液の色をした泥状の下痢、真っ黒な便、これら全てが血便です。 見た目がどんな血便であっても、便に血が混じっているなら消化管の粘膜から出血しています。 赤い血液が混じる血便の場合には、出血は肛門に近い大腸からと考えられます。 胃や小腸などの上部消化管、つまり肛門から遠い位置で出血した場合には、便となって肛門から出る前に血液中の赤血球が破壊され代謝されるために色は赤くなく、真っ黒な便となります。 トイプードルの血便の原因とは消化管の粘膜からの出血ですが、この出血の原因には様々なものが考えられます。 日本で感染が確認されている血便を引き起こす寄生虫は、鉤虫(こうちゅう)や鞭虫(べんちゅう)がいます。 鉤虫は口に鋭い歯を持っていて、この歯で腸粘膜に咬みつき吸血します。 この時に腸粘膜から出血するため便に血が付着するのです。 ただし大量に出血しない場合も多いため、血便をしていないから感染していないとは言えず、糞便検査で発見されることもあります。 鉤虫はこの寄生虫を飲み込んでしまう経口感染、母犬の乳汁や胎盤から感染する他、自然界にいる鉤虫が皮膚を食い破って感染する経皮感染も一般的です。 鞭虫は、この寄生虫の卵を口から摂取してしまう経口感染が感染経路です。 この寄生虫に感染した犬がした糞便を舐めたりしてしまうことで感染してしまうようです。 大量寄生でなければ明らかな血便の症状は出ません。 しかし、慢性的に鞭虫が寄生することで少しずつ腸粘膜が傷つき、徐々に貧血が進行することもあります。 どちらの寄生虫も、きちんと診断した上で駆虫薬を飲ませることで治療することが可能です。 このウィルスは野外のどこにでもいて、このウィルスを含んだ便を片付けた場所にも長期間残留します。 そのため感染力が非常に強く、感染すると死ぬこともある強いウィルスです。 パルボウィルスに感染するトイプードルの多くは仔犬です。 ペットショップやブリーダー宅など、仔犬がたくさんいる場所で感染してしまうからです。 通常ではワクチンを打った母犬から免疫をもらっているので感染しても発症せずに済むことが多いのですが、たくさんの仔犬が集まる場所には免疫が弱くパルボウィルスに感染した仔犬も含まれていることがあるのです。 そんな仔犬が感染し発症すると周囲の仔犬にも一気に感染が広まります。 症状は嘔吐から始まり、便がゆるくなり徐々に血が混じるようになります。 始めに症状が出てから1日たらずで仔犬の状態は悪くなっていきます。 そして適切な治療をしなければ数日以内に死亡することもあります。 しかしこのような特別な物を食べてしまわなくても、体質に合わないドッグフードを食べていても実は血便になります。 食物アレルギーを持っているトイプードルでは、症状の一つとして下痢や血便が見られるのです。 人間で食物アレルギーというと、食べてすぐに顔や口が真っ赤に腫れて痒くなったりする症状を思い浮かべるかもしれません。 これはアレルギー反応のうちI型アレルギーと呼ばれる急性反応です。 一方、犬の食物アレルギーにはこのI型アレルギー以外にIV型アレルギーも存在することが解っています。 このIV型アレルギーは遅延型で、体質に合わない食事を一定期間、もしくは一定量摂取することで症状が出るのです。 例えば、ドッグフードの種類を変更してしばらくしてから便に血がつく、といった症状がみられます。 また血便の前に下痢や軟便などになることも多くみられます。 腸の粘膜に発生する腫瘍には良性から悪性まで様々な種類があります。 良性のポリープであっても便が移動するときにポリープをこすってしまうために便に血が付着します。 また悪性腫瘍の場合には表面がもろくなっていることが多いために、便の通過で表面が傷つき出血します。 腸内の腫瘍は外から調べる検査では見つけることができません。 血便をする頻度が多かったり、出血の量が多い場合には必ず1週間以内を目安に動物病院を受診しましょう。 一般的な検査を受け、腸内の腫瘍が疑われる場合には麻酔をかけて全身のCT検査や内視鏡検査といった詳しい検査が必要になることがあります。 早めの検査によって悪性腫瘍の早期発見にもつながります。 中高齢のトイプードルが血便を繰り返していたら、ぜひ動物病院を受診してください。 トイプードルが血便をしたら?まずは慌てず元気や食欲を確認! トイプードルが血便をしたら、もちろん血が出ているのでほとんどの人が驚きます。 しかし、血が出たからといって全てのトイプードルがすぐに動物病院を受診しなければ命に関わる、というわけではありません。 トイプードルが血便をしたら、食欲、元気、血便の回数や状態、原因として思いつく出来事、の4つを確認しましょう。 食欲はあるか? トイプードルの性格にもよりますが、いつもきちんとご飯を食べてくれる犬が、血便をしていて食欲が落ちていたら少し心配した方が良いでしょう。 しかし食欲がきちんとあり、血便をしているけれどもご飯をきちんと完食してくれるようであれば、大急ぎで動物病院を受診はしなくても良いでしょう。 元気はあるか? 血便をしても、動き回ったり遊んだりといった活動性がいつもと変わりない場合は、急を要する状態ではないでしょう。 血便をして、ぐったりまではいかないけれど何となく元気がない場合、お腹が痛い可能性があります。 トイプードルはお腹が痛いと、あまり動かなくなり、震えるといった症状が出ます。 症状が数日続く場合には動物病院を受診しましょう。 血便をして、ぐったりして動かないような場合には警戒が必要です。 この場合はなるべく早くに動物病院を受診し、検査や治療を受けた方が良いでしょう。 血便の回数や状態 血便の回数も重要な情報です。 短時間で何度も血便をする場合には、腸内で強い炎症が起きている可能性が高いため、重症化しやすいと言えます。 一方で、1回だけ血便をしその後に出た便が普通だった場合には数日間は様子をみても問題ないでしょう。 血便の状態も確認してみましょう。 便自体は良い状態なのに血がついているのか、下痢なのか、少し柔らかいだけなのか、これらの状態も重要です。 形の良い便に血が付いているだけの場合は、急を要する状態ではないでしょう。 しかし下痢で血便の場合には、原因に限らずその後に状態が急速に悪化する可能性があるため、食欲や元気などの他の症状も合わせて評価が必要です。 もし下痢の血便を何度もしていたら、そして元気が無くなっていたら、その場合にはなるべく早く動物病院を受診しましょう。 夜間などで徐々に状態が悪くなってきたと感じたら、夜間救急の対応をしている動物病院に連絡をしましょう。 思い当たる出来事などがあるか 例えば、初めて人間の食べ物を与えてみた、新しいおやつをあげた、などの出来事がなかったかを思い出してみてください。 トイプードルは人間のように様々な食べ物ではなくドッグフードのみを主食としていることがほとんどです。 そのため腸内環境は常に一定で、いつもと違う食べ物が入ってくると変化に対処できず軟便や血便をする場合があるのです。 全てのトイプードルでそのようになるわけではありませんが、ちょっとした変化でも血便が出てしまうことがあるのだと理解しておきましょう。 トイプードルの血便は重症のことも?下痢や嘔吐をしたら要注意! トイプードルの血便は、原因にかかわらず血便のせいで重症になる場合と、血便の原因自体が重症な場合があります。 血便で病状が重症化する場合 原因に関わらず、血便をしていて、さらにそれが下痢であった場合には重症化しやすいと言えます。 下痢は80%以上が水分であり、下痢が続くと余計な水分が失われることになります。 さらにそこに血液が混じる(出血する)と急速に体内の水分が失われていきます。 つまり脱水に陥ってしまうのです。 脱水も軽ければ水を飲むことで回避することはできますが、失う水分量が多ければ飲水だけでは不十分です。 下痢、血便(腸からの出血)があり、さらに嘔吐の症状が見られる場合には、重症化する可能性が非常に高いために注意が必要です。 嘔吐によって失う水分もあり、そして水を飲んでも吐いてしまうために脱水が急速に進みます。 脱水が急速に進むと、最初に問題であった腸以外の臓器が障害を受けます。 脱水によって血液がドロドロになり、また体内の水分が減るために血圧が下がってしまいます。 こうなると、腸以外の腎臓、肝臓などの臓器や脳もダメージを負ってしまいます。 脱水症状は、軽い場合には元気の低下などですが、重症化すると発作などの神経症状に発展することもあるため警戒しなければいけません。 血便の症状に嘔吐や下痢が加わっている場合には、様子を見るだけではなく可能な限り早く動物病院を受診しましょう。 もし夜間で診療を受けられる動物病院がない場合には、吐いてしまったとしても水を積極的に飲ませるようにしましょう。 飲んでくれなくても口の中を湿らすだけでも良いので、水分を与えてください。 血便の原因が重症な場合 血便の原因がパルボウィルス感染症や悪性腫瘍などの病気だった場合、適切な治療をしなければ徐々に病状は悪化し、最悪の場合には命を落とすことになります。 そのためには早期発見が非常に重要です。 仔犬が血便をしたら、パルボウィルス感染症が疑われます。 この場合は血便だけでなく食欲や元気の低下といった他の症状が一緒に出ているはずです。 元気食欲があれば1回は様子を見ても大丈夫かもしれませんが、怖い感染症の可能性があることを忘れずに経過を見ましょう。 成犬が1回だけで再発のない血便をした場合、あまり心配ではありません。 この時点で様々な検査をしても何も見つからない可能性が高いです。 しかし、血便が間欠的に繰り返される場合には注意が必要です。 血便がいつから(何歳から)、どんな頻度で繰り返されるのか、そして痩せてきていないかにも注意しましょう。 腸に腫瘍がある場合には栄養の吸収がうまくいかずに痩せてきてしまうことが多いからです。 腸の中に腫瘍があっても最初は症状は軽いことがほとんどで、元気食欲があるから血便していても大丈夫、とは思わないでください。 しかし繰り返される血便には必ず原因があります。 重くとらえずに放置してしまうと発見が遅れてしまいます。 血便を繰り返す、痩せてきた、などの症状が見られたら動物病院で検査を受けるようにしましょう。 トイプードルの血便の予防法とは? 血便を予防するためには、寄生虫の感染を予防すること、日々の食生活に気を配ること、によって腸内環境を良い状態に整えて維持することが大切です。 寄生虫の感染を予防するのは意外と簡単です。 感染源となる寄生虫の卵を摂取しないように散歩に行かない、という方法もありますが、それはトイプードルにとって楽しくありません。 そこで、駆虫薬を定期的に飲むという方法がお勧めです。 日本のトイプードルは、蚊が媒介し血管に寄生するフィラリア症を予防するために毎月お薬を飲んでいます。 このフィラリア症を予防する薬はフィラリアの幼虫だけでなく、腸の寄生虫のほとんども駆虫することができるのです。 毎月きちんとフィラリア症の予防をすることで、腸の寄生虫についても感染を予防できるため、寄生虫による血便を予防することができます。 パルボウィルスに関してはワクチン接種で重症化することを予防できます。 残念ながら感染自体を予防することはできませんが、いざ感染してしまった時に症状が重くならずに済みます。 これは日本では年に1回接種することが推奨されているので、成犬になっても動物病院で年1回接種してもらいましょう。 寄生虫以外に、血便の原因となる食事に関しても飼い主さんの気遣いによって予防することができます。 トイプードルの体質によって、合うドッグフードはそれぞれ違うため、自分の家のトイプードルについてよく観察してみましょう。 ドッグフード自体の品質に問題がある場合や原材料が体質に合わない場合のどちらでも血便が出ることがあります。 この場合、フードを変更することで症状が改善します。 ドッグフードを変更してから血便が出たと思ったら、まずはドッグフードを元に戻してみてください。 それでも治らない場合には動物病院で相談してみてください。 そしてドッグフードの品質は常に良いものを選び、あまりに安いドッグフードや原材料などが不明な製品は避けることで、食事による血便を予防することができるでしょう。

次の

【医師監修】突然、血便が出るのはなぜ? どうすれば症状を改善できる?

血便 理由

腸重積は、腸の一部が重なり合ってしまう病気です。 ほうっておくと腸組織の壊死を起こしますので、この病気は大急ぎで診断し,治療を始めなければなりません。 【 症状 】 生後3、4カ月〜1才ぐらいに起こりやすく、最初は赤ちゃんの機嫌が悪かったり、ぐずったりすることで気づきます。 痛みが強いと、ふつうの泣き方とは違うはげしい泣き方をしたり、いきなり吐いてしまう場合も! こうした症状はしばらくすると一度おさまりますが、5〜15分ぐらいすると、また不機嫌になり、泣きだしたりします。 そして数分後にはウトウト……。 こうした様子を繰り返すのが腸重積の特徴で、繰り返すうちに赤ちゃんはだんだん泣き疲れてグッタリとしてきます。 この繰り返しの発作が見られたら、夜中でも急いで病院へ。 ほうっておくと重なった腸の内側に血液が届かず、壊死を起こしてしまうことがあります。 また血便が出るのも、腸重積の症状の特徴。 ただ病気の始まりには、血便は自然に出ないことが多く、病院で浣腸して初めて出ることも。 血便は、最初は粘膜と血液が便の表面についた程度の軽いものですが、しだいにいちごジャムのように真っ赤な便に変わっていきます。 【 原因 】 典型的な腸重積症は、小腸の終りの腸である回腸が大腸に入り込むために生じます。 なぜ起こるのかその原因はまだはっきりとわかっていません。 ただ突発性のものはウイルスが関係しているようで、かぜが治ったあとに起こりやすい傾向があるようです。 またどちらかというと、体格のいい男の子の赤ちゃんに多く見られる(男の子の方が女の子より2倍くらい多い)病気でもあります。 考えられる原因としては腸に分布しているリンパ組織が腫れて大きくなり、この部分から大腸に入っていくといわれていますが、時には小腸に ポリープ があったり 膵臓組織が小腸に迷い込んでいたり 、メッケル憩室 といって生まれつき腸管の一部が袋状に残った場合にはこれらの部分から腸重積がおきます。 風邪などのウイルス感染がリンパ組織が大きくなる原因として指摘されています。 そのために約1/4の腸重積症の赤ちゃんにかぜ症状を認めます. 【 診断 】 診断は外からお腹の中にソーセージのようなかたまりを触ることや、超音波検査 で腸重積を起こした部分を映し出したり、またレントゲン検査で診断出来ますので、異常が疑われた場合には一刻も早く受診されることをお勧めします. 腸重積がおきますと、腸管から返る血液の流れが障害され腸管にある細い血管が破れて血液が腸の中に出ますので便に血液が混じるのです。 腸重積がおき時間が経過しますと、腸内容の移動が障害され,吐くなどの腸の閉塞症状が現れますし、また腸重積を起こした腸は次第に血液が流れなくなるために組織が死んでいきます。 このような腸の状態になる前に病気を診断し、治療を急がなければならないわけです。 【 治療 】 この病気にかかったと思われる時間から24時間以内に来院された赤ちゃんの8割は造影剤(バリウムなど)や空気を肛門から注入して、圧を加えることにより腸重積を元の状態に整復することが出来ます。 しかし、2割前後の赤ちゃんは整復ができないため手術になりますが、腸の組織に血液が流れない状態が長く続いた時には腸を切り取らなければならなくなることがあります。 腸重積の整復後にも絶食と入院を勧められますが、これは腸重積を起こした腸管の病気の回復と再発の予防のためです。 再発は約10%位に見られますので、病気が起きた時の赤ちゃんの症状を覚えておきましょう。 再発を繰り返すときは、原因を確かめる検査を必要としますが、原因不明で、腸重積を2〜3度繰り返すという子もいます。 こういう場合も1才過ぎれば治ってしまうことがほとんどなので、しばらくは様子を見ます。

次の

血便・下血の症状・原因・対処法 Doctors Me(ドクターズミー)

血便 理由

血便の原因を究明するには、やはり大腸内視鏡検査が確実です。 以前よりも検査は苦痛も軽減しています 血液の混じった便が肛門から排出される状態を「下血」といい、その色調の違いから 黒色の「タール便」と、 鮮血に近い「血便」に分類します。 患者さんは、「真っ赤な便が出た」「海苔のような黒い便が出た」「タールのような真っ黒い便が出た」などと表現しますが、前者が血便で後二者がタール便です。 下血というと、腸に異常があると考える人が多いようですが、口腔から肛門まですべての消化管からの出血が原因となり得ます。 胃・小腸など肛門から遠い部位からの出血では、出血した血液が腸内細菌による分解をうけるためにタールのように黒色に変色します。 一方、肛門から距離的に近い部位、つまり結腸から肛門までからの出血では、生体内で腸内細菌の分解を受けずそのまま排出されるため、鮮紅色の「血便」となります。 血便の原因・考えられる主な病気一覧 赤い血便がみられた場合、肛門から近い部位の病変が考えられます。 主な疾患とそれぞれの特徴は以下の通りです。 下痢や腹痛、発熱などを伴わず、便通は便秘傾向にあります。 排便時に肛門の痛みや肛門の違和感を伴います。 排便してから出血する場合に疑います。 繰り返し、出血します。 詳しくは「」をご覧ください。 便通は特に変化なく、繰り返し出血しますが、少量のため気付かず、健康診断の検便による潜血反応で指摘されることが多いです。 「」「」もご参考にどうぞ。 排便後もスッキリしないしぶり腹という状態になることもあります。 出血は中~大量の出血が続けて起こることもあります。 腹痛はあることも、ないこともあります。 「」をご参照ください。 その名の通り、大腸に潰瘍が多発し、慢性の粘液の混じった血性の下痢が続きます。 見た目はイチゴジャムのようにも見える便の性状になることもあります。 下痢は頻回に繰り返します。 腹痛はあまり起こりません。 詳しくは「」をご覧ください。 老人で、動脈硬化や糖尿病を患っている人に多く、急に血便が出て、腹痛は左側に多く発症します。 一個の場合もあれば、たくさんできる場合もあります。 高齢者に多い病気ですが、一般的には無症状です。 しかしその部屋に腸の内容物が溜まって炎症を起こして出血する場合があります。 この場合粘液や膿の付いた血便になります。 ひどい出血になることはまれです。 詳しくは「」をご覧ください。 どの年齢層にもみられますが、特に小児と高齢者によく起こります。 腹部が強くけいれんするような痛みと水様性の下痢が突然始まり、便には24時間以内に血液が混じってきます。 下痢は通常1~8日間続きます。 その時に異常増殖した菌が毒素を産出して、腸管粘膜を傷つけ偽膜を形成する大腸炎を発症させ、下痢などを引き起こします。 これを偽膜性腸炎といいます。 主症状は粘液・血液を伴う激症下痢です。 腹痛を伴うことが多く、また、発熱もきたします。 したがって、抗生剤投与後に下痢がみられたら本疾患を疑う必要があります。 血便が見られた場合の検査法・診断 血便の原因は何かを確認するために、検査を行います。 下血の中でも、「タール便」の場合は、食道、胃、十二指腸からの出血が考えられるため、胃内視鏡検査をすることになりますが、血便の場合は、上記に挙げたような、より肛門に近い場所からの出血を考えます。 そのため、「血便が出た」と言って病院に患者さんが来たときには、まずは色々とお話をお聞きする、いわゆる「問診」を行い、その次に、全身の診察を行います。 その結果、やはり血便が疑わしいとなると、直腸指診という身体診察が重要になります。 言葉の通り指を肛門から挿入して診察する方法ですが、直腸がんの約半数は指が届く範囲に発生しますので、この直腸指診だけでも診断できます。 次に、ようやく細かな検査になります。 出血源の検索、主に大腸の検索のため、大腸内視鏡検査(肛門から内視鏡を挿入して、全大腸を観察する)や注腸造影検査(肛門から大腸内にバリウムと空気を入れて、大腸のレントゲン写真を撮る)が行われます。 実際には、注腸検査で異常が見られた場合、次に内視鏡検査を行うことになるので、注腸検査をする頻度は減ってきていますね。 その後、必要に応じて胃内視鏡検査、腹部超音波検査、CT検査などを行います。 大腸がん検診の意義・目的 これまで、目で見てわかる血便についてお話をしてきました。 実際には、目でみてわかるほどの出血量の血便は、大きなポリープや進行大腸がんなどからの、ある程度の出血量があってはじめて認識されます。 一方、目でみてわからない微量の出血である「潜出血」は、便潜血検査と呼ばれる方法で検出が可能です。 小指大の便で簡単に検査ができるため、現在、大腸がん検診に用いられています。 全く自覚症状のない人も、毎年便潜血検査による検診を受けることで、大腸がんで死亡するリスクが60%以上も低くなることが示されています。 日本では、直腸・結腸がんが明らかに増えてきていますので、40歳を過ぎたら、毎年の積極的な大腸がん検診への参加をお奨めします。 肛門から赤い血が出てくる血便は、自分の身に起これば、誰でもびっくりしてしまう消化器症状でしょう。 また大腸の検査は肛門からの検査になりますので、恥ずかしさから検査を受けることを躊躇される方も多いかもしれません。 しかし日本で大腸がんが増えているこの時代、血便があった場合は、一度は肛門科か消化器病の専門医に相談していただくことをおすすめします。

次の