ボールの大きさ ピッチャーの投球間の距離 ピッチャーの投球フォーム の違いなどがソフトボールのバッティングにおいては影響があると言えます。 これらを踏まえて、ソフトボールのバッティングのコツを説明して行きたいと思います。 基本は忘れるべからず! これはソフトボールだけではなく野球にも共通して言えることですが、バッティングには基本があります。 その基本を忘れずにと言うこと。 バッティングの基本は、いかに 自分のスイングがスムーズにできるか。 ピッチャーの投げるボールに対し、 自分の全身の力をインパクトの瞬間に力を集中させること。 そのためには、基本の正しいバッティングフォームや体重移動が大事です。 バッティングは、上体が前に突っ込んだり、構えが前かがみになったり、反り返ったりしていては 中々思ったようなバッティングができません。 また、インパクトの瞬間にあごが上がったりしては、力がボールにうまく伝わりません。 これらのことから、バッティングのコツは基本が大事だと言えます。 振り遅れに注意する! ソフトボールは野球と違い、ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離が 野球が18. 44mに対して、 ソフトボールは男子が14. 02mで女子が13. 11mで 野球よりソフトボールの方が投球間の距離が短いです。 なので、野球よりソフトボールの球速が遅くても、体感球速はソフトボールの速く感じます。 野球に、例えて言うと160km~170kmくらいに感じると言います。 また、ピッチャーは野球と違い腕を旋回しライズボールという、バッターの手元で浮き上がって来るボールを投げて来ます。 そのため、バッターは振り遅れやすいので 振り遅れないよう、スイングスピードを素振りや練習などで向上させるか、大きく振らずコンパクトに振るなど振り遅れに注意することがソフトボールのバッティングのコツです。 筋力強化と言っても、力だけに頼らず上体だけで打ったらあかん!下半身も大事やで! 初心者のためのソフトボールのバッティングフォームの基本! バッティングフォームは一連の流れで成り立っています。 その流れの中で、どこか違和感があり、流れがスムーズに行かないと バランスを崩したり、振り遅れたり、バッティングに悪影響を及ぼします。 特にソフトボールにおいては、振り遅れは致命的になるので ここでは、バッティングフォームをスムーズに行うための基本を紹介して行きたいと思います。 自分がタイミングをとりやすい形で構える! まず、バッティングで大事なのは構えです。 バッティングにおいては構えが基本になりこの時点で力んで力が入りすぎるといいバッティングができません。 基本の形は 顔はピッチャーの方向に向け、あごは少し引いて、ピッチャー側の肩に乗せるイメージで構え、脇は力まないように少しだけ閉めましょう。 足は肩幅より少しだけ広げ、親指に体重をかけるようにします。 基本の形は、このようになりますが 構えで重要なのは 自分がタイミングをとりやすい形で構えることです。 力まずリラックスできる構えを身につけましょう。 バットの握り方! バットの握り方は、色々ありますが基本的には、 腕や肩に力が入りすぎないように握ることが基本です。 強く握ることを意識しすぎて力が入りすぎると手首が返しづらくなりバッティングに悪影響します。 なので、違和感なく自然な形で握りましょう。 また手首の巻き込みも注意しましょう。 クローズドスタンス 前足 ピッチャー側の足 をホームベース側に出した足の構えです。 体の開きが早い人やアウトコースが苦手な人や、アウトコースによく投げてくるピッチャーに対して有効な足の構えです。 背中からボール来るために、ボールが見づらくなる欠点があります。 基本のテイクバック! ソフトボールのバッティングにおいてのテイクバックは、 ピッチャーが投げたボールに合わせてボールをインパクトするためにボール呼び込む動きです。 バッターはテイクバックでボールをインパクトするタイミングをはかります。 全身の力を軸足にしっかり乗せ集中させることを意識しましょう。 上半身はピッチャーに向けたまま引いて下半身は軸足の内側に体重を乗せるイメージです。 このときは、ぐらついたりせず、しっかりと軸足に体重を乗せれるようにしましょう。 軸足の膝が折れたりすると力が逃げるので注意やで! ステップ動作! ソフトボールのバッティングでスイングするときに足を上げ前足を着地させます。 これをステップと言いますが、前足をステップしたときに注意点があります。 ステップはつま先が大事で、つま先が開き過ぎると、身体が開いてしまい、ボールをインパクトする前に力が逃げてしまうことです。 逆に足が閉じすぎると、スイングがうまくできません。 なのでしっかりと、体重を受け止め踏ん張れるくらいの位置で 違和感なくスムーズに振りだせるステップ動作が理想です。 スムーズにスイングしてヒットを打とう! スムーズにスイングできるように、基本的なことは 頭を動かさないこと。 頭を動かさないことで目線が安定してボールをしっかりと見れることができます。 バッターは芯にボールを当てるためにはボールをしっかりと見ることが大事です。 スイングするときには、目線がぶれやすいため、頭を動かさないことを意識しましょう。 また、インコースやアウトコースのコース別や 高めや低めの高低別にミートポイントを身体で覚えることや自分のストライクゾーンを覚えることがヒットを打つ近道になります。
次の内転筋で下半身の力を生み出し、その力を腰の回転、上半身の回転、バット、インパクトへと伝えていきます。 これが、バッティングは下半身が重要だと言われる理由になります。 下半身と上半身が連動して力を伝えることが大切になります。 トップは深く早目に作って、ゆとりを持ってタイミングを取っていきます。 ですので、頭を動かさずに目線がブレない様にします。 そして、前の方へ体重移動をします。 その時に「つま先・前ヒザ」はホームベース方向へ向けて、下半身が開かない様にします。 一般的に言われる「前の足で壁を作る」ことですね。 この時に、前のヒザがピッチャー側へ向いてしまうと、軸足から前足へ移動させた内転筋の力が、体の外へ逃げてしまいます。 インサイドアウトのスイングとは、体の近くから最短でバットを出します(インサイド)• グリップが先行して、バットがしなる様にヘッドが走りヘッドが外から出てきます(アウト) インサイドアウトのスイングは、後ろの肘を体の内側へ入れる様にスイングをします。 アベレージヒッターに見られる綺麗なインサイドアウトのレベルスイングですね。 インパクトの瞬間に後ろの手でボールを押し込む感覚も身に付けたい技術になります。 インパクトでは、下半身から上半身へと連動したパワーで、バットのヘッドをしならせて、全ての力を乗せたバットにボールにぶつけていきます。 スイングからインパクトまでは、両肘が伸びきっては力を伝える事が出来ません。 両肩・両肘・両手を結ぶ「五角形」の形を崩さない様にスイングをすることが大切です。 フォロースルーが大きいという事は、それだけインパクトへ向かって大きな力が作用している証拠です。 逆にフォロースルーが小さい場合には、しっかりとバットが走っていないバッティングになります。 ドアスイングなどが当てはまります。 ドアスイングを簡単に言えば、両肘を伸ばし切ったスイングや、バットのヘッドが遠回り(大回り)をする大振りのスイングです。 ドアスイングになれば、軌道は最短ではなくバットも走らずに、肘が伸びていますのでインパクトの瞬間に力も入りません。 自然に大きいことが良いフォロースルーです。 少年野球のバッティング上達で一番大切な事とは?.
次の2016年4月7日 イチローのフォームを真似したあなたに訪れる悲劇 小さいころ誰しもが、プロ野球選手のフォームを真似してバットを振ったことがあるはずです。 その延長線上なのか、自分のバッティングフォームを作る時に有名選手の真似をする人がたくさんいます。 また、バッティングの調子が悪くなってしまった時に、自分の調子が良かった時のフォームを再現しようとすることをよく見かけます。 果たしてこの方法は正しいのでしょうか。 答えを言ってしまうと、 ほとんど間違い です。 無意味に近いといえます。 さて何故これが無意味なのでしょうか。 バッティングフォームを真似することなんてそもそもできない?! よく昔から「良い人の真似をしろ」と言われる中で、何故バッティングフォームを真似してはいけないのでしょうか。 その答えは、 自分の「体」や「精神面」を考えてみれば 分かってくるはずです。 人の真似となれば、間違いなく違います。 さらに言えば、過去の自分と、今の自分は間違いなく違います。 人の体は3ヶ月ですべての細胞は生まれ変わると言われています。 3ヶ月前とは細胞レベルで言えば「別人」ということです。 また、「時期」や「気候」、「気温」、「天気」、「気圧」は同じでしょうか。 相手投手は同じでしょうか? 全く違うはずです。 その時の「感情」や「状態」、「相手」がいたからこその「パフォーマンス」結果だったわけです。 そのため、その真似を仮にできたとしても(できませんが)、同じパフォーマンスを発揮することにはなりません。 もし仮にパフォーマンスがよくなったとしても、「たまたま」の可能性が高く、また別の要因によるものです。 仮に言えば、何ら影響もないのであれば挑戦してみる価値はありますが、反対にパフォーマンスを下げる要因となる可能性の方が大きいのが問題です。 自分のバッティングフォームは自分で考えるしかない 今の自分にとって最も適したフォームや感覚が必ずあるので、そこを追求しなくてはいけません。 そのためには「シンプル」に、「ボールを強く叩き」、「ヒット」や「ホームラン」を打つということに意識を傾けた時に今のベストに近づいていきます。 過去のベストは今のベストにはなり得ません。 イチロー選手の真似をしたとしても同じ結果どころか、他人の真似をするのですから、まず変な方向に行ってしまうでしょう。 イチロー選手ですら毎年フォームを変化させています。 真似を本気でするのだけは避けてください。 今の練習は自分のためにやっています。 それがチームのためになり、もっと大きな野球界のためになっています。 今日も明日も、自己満足で終わらず前進できるようにしていきましょう。 せめて真似をするのであれば、その選手がどのようなアプローチのためにフォームに変化をつけたのか研究することです。 その変化をつけた考え方を参考に自分に当てはめて考えてみることです。 技術向上の関連記事.
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