死に たい 気分。 死にたい、死を望んでいる人の心の中について

死にたい、死を望んでいる人の心の中について

死に たい 気分

「死にたい」と思うことは異常? 「死にたい」と思うことは果たして異常なことなのでしょうか? 診断基準では「死にたい」は症状の一つに挙げられています。 「希死念慮(きしねんりょ)」と呼ばれています。 しかし、臨床心理学の立場から見ると、「死にたい」は必ずしも不健康なものばかりではありません。 健全な心でも、繰り返し「死にたい」と思うことはあるものなのです。 誰もが持つ「死」という定め 私たちは生まれ、そして死ぬ定めにあります。 臨床心理学では、私たちはこの「定め」をある程度知って、生まれてくるのではないかと、古くから考察されていました。 たとえば、良いことか悪いことかわかりませんが、不治の病に犯されて苦しむ人が、「苦しみに満ちた生」よりも「苦しみから解放される死」を望むことがあります。 「死ねば楽になれる」ということを私たちは本能的に知っているのですね。 いつ、何をきっかけに、「死ねば楽になれる」に気づくのかは人それぞれです。 早い人は本当に早いようで、「(自覚できるかぎり)幼稚園の頃から」という人もいます。 強迫性障害の中にも「自分がふと自殺してしまうのではないか」と怯える「自殺恐怖」と呼ばれる症状もあります。 これは本人の意識は嫌がっているのに、無意識が「死ねば全ての責任や苦痛から解放されるよ。 楽になるよ。 」という誘惑が心の中で起こっているのかもしれません。 昔からさまざまな形で自死が戒めていたのは、「死」がもたらす甘美に人々が向かわないようにという知恵だったのかもしれませんね。 注意したい3つの「死にたい」 ただ、次のような「死にたい」はちょっと心配です。 一つは「自分の役割(または期待されている自分)を全うするしかない」という 責任感と閉塞感から無理を重ねている場合です。 この場合は、疲れ果てて「早く全うし終えたい、解放されたい」という意味の「死にたい」になります。 「自分の役割」を一人で抱えすぎているのかもしれませんね。 そんな時こそ、「抱えきれない…」と周りの人に相談してみてください。 もう一つは、自分の人生を呪うあまり 「自分という人生を消したい」という意味での「死にたい」です。 あなたの人生は本来的に祝福されるべきものですが、時に、利害の対立や不運に見舞われて絶望的に見えるかもしれません。 そんな時は一度、冷静になれる時間を作って、本当は身近にある希望を見つけることに意識を向けてみてください。 最後に、 「死」をもって誰かに何かを訴えよう…というものです。 伝わらないことが死ぬよりも辛いと感じてしまうこともあるのかもしれません。 でも、「死」だけが何を訴える手段ではないはずですよね。 「違うもっと良い方法もある」ということもどうか忘れずにしてもらいたいです。 いずれのケースのような「死にたい」を感じたら、心理に詳しい医師や臨床心理士を頼ってください。 きっと、あなたの力になってくれます。

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なぜ、「死にたい」と思うのか?――「ウツ」と「自殺」の関係

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逃げたい、つらい、苦しい、嫌なことばかり起こる、もうすべてを終わりにしてしまいたい……。 そんなふうに思う時、ありますよね。 私もあります。 これまで何度もそう思いました。 でも、死にたいと思うことはありませんでした。 それは何故なのか、これからお話します。 私はフリーランスのライターです。 働いていた会社の上司とどうしても馬が合わず、勢いで退職したあと、ライターになりました。 主に、昔から好きだった自動車関係のライティングをして生活しています。 札束風呂に入るほど儲かっている……なんてわけなく、月末のいろいろな支払いに四苦八苦して、ガクガクブルブルしているのが毎月のお約束、そんな大人です。 皆さんが「死にたい」と思うときって、どんなときでしょうか。 友達に裏切られた、そもそも友達がいない、悪口を言われた、家族とうまくいかない……。 いろいろな嫌なことがありますよね。 こういうときに激しく落ち込んで、死にたい気持ちになってしまう人は、良く言えば繊細な心を持っている人だと思います。 周りの目が気になり、普通の言動ができなくなる人。 私もそうです。 ではなぜ、そんな自分が未だに自ら命を絶つことなく生きていられるのか。 それは、私の高校一年生のときの体験が影響しています。 私の母親は、私が高校一年生のときに自殺しました。 毎日がつらすぎて自殺を考えている人は、自分が死んだあとの時間なんて、自分には関係ないと思うかもしれません。 もしかしたら「自分が死んでも誰も悲しまない」「自分が死んでも世界は何も変わらない」と思うかもしれません。 それは、間違いです。 母の死が周囲に与えた影響は、決して少ないとは言えませんでした。 特に、母親と一緒に暮らしていた私と祖母には、悲しさやつらさなど精神的なダメージだけではなく、現実的なダメージもありました。 生活が苦しくなり、私は高校に通い続けることが難しくなったのです。 こんな文章で、死にたいと思っている全ての人を救えるとは思っていません。 自分にそんな力がないのも分かっています。 私と同じタイプの人であれば、人に迷惑を掛けることの重大さをわかってくださると信じています。 「あなたが死ぬと、周りの人に迷惑がかかるから死ぬな」 なんだか後ろ向きな主張かもしれませんが、いろいろ考えちゃうあなただから、自分が死んだ後のこともいろいろ考えてみてほしいと思います。 ちなみに、このコラムを依頼されたとき、担当編集者に「楽しいと感じるのはどんなときですか?」と聞かれて、ちょっと困りました。 友人とくだらない話をしているとき。 美味しいごはんを食べているとき。 クルマでドライブしているとき。 そんな小さなことしか思いつかないのです。 でも、こんなちっぽけな出来事の積み重ねこそが、幸せなのかもしれないなと、今は思っている次第であります。 (執筆=小鮒康一+ノオト、写真=yukio).

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気分障害とは何か

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理由がある「死にたい」 例えば、布団から出ようとして「死にたい」が頭にふっとわいてきます。 なぜ死にたいと思ったのか?よくよく考えてみると、「寒いから布団から出たくないんだ」という結論に至ります。 理由がある「死にたい」はものすごく極端な「白黒思考」のひとつなんです。 白黒思考:物事を全て白か黒で極端にわけようとする考え方 「全てが完璧にできないと、私はダメな人間だ。 」 箸が転がっただけで笑っちゃう人、いますよね。 痛風って、風が吹いただけでも痛いって言いますよね。 うつ病の場合、風が吹いただけで「死にたい」と思えてしまうんです。 生きるか死ぬかの白黒思考です。 理由が分からない「死にたい」 理由がある場合は、「いやいや、死にたいんじゃなくてただ寒いだけだ」と認知のゆがみを正すトレーニングをすることである程度コントロールできますが、厄介なのは理由が分からない「死にたい」です。 うつ病には「思考力の低下」という症状があります。 これに「白黒思考」が組み合わさることで、自分がどんなことをきっかけに「死にたい」と感じているのかわからない状態になってしまいます。 こうなると、わけの分からない「死にたさ」がずっと頭の中に居座ってしまい、追い払うのが難しくなります。 この「死にたい」がどんどんエスカレートしていくと、うつ病特有の「マイナス思考」と合わさって、• 死にたい• 死んだ方が良い• 死ぬしかない• どうやって死のう というように、「死にたい」がエスカレートしていきます。 このような状態の時、本人は非常につらいです。 涙が止まらなくなったり、あるいは空虚で何もする気が起きなかったり、躁うつ混合状態や回復期では自殺方法を具体的に検討したり、あるいは自殺に至る場合があります。 死にたくなったら、逃げちゃおう 理由がない「死にたい」に襲われているときは、非常に強いストレスを感じて脳が疲れている状態と言ってもいいでしょう。 そんな時は、嫌なものから距離を置いたり、シャットダウンしてしまうのが一番です。 頓服で抗不安剤などを処方されていたら、飲む• 眠れる環境であれば、寝逃げする• 会社に行っている人は、休む• 自殺を考えている人は、医師などに電話する うつには気分の波があります。 「死にたい」の大きな波が通り過ぎていくのを待つのです。 通り過ぎてしまえば、「なんであんなに死にたかったんだろう」と不思議に思えます。 うつの「死にたい」は馬鹿にできない これを読んだら、健常者の方は「うつの人の死にたいってその程度なのか」と思うかもしれませんが、頭が「死にたい」で埋め尽くされている人は、理由を問わず常に死と隣り合わせの状態であると考えてもらいたいです。 「そんなこと」でも「死にたい」のです。 借金で生活が回らなくてもう首をくくるしかないくらいに追い詰められた人と、感じる「死にたさ」は同じです。 「そんなこと」でも本当に自殺してしまうのがうつという病気です。 から、自殺要因をピックアップしてグラフ化しました。 健康問題を理由に自殺をしている人は、全自殺者のおよそ半分に及んでいます。 を見ると、健康問題の中でもうつ病や精神疾患による自殺がかなり多くの割合を占めていることが分かります。 全自殺者の5人に1人がうつ病を原因とした自殺です。 全自殺者の3人に1人がうつ病を含む精神疾患を原因とした自殺なんです。 「死にたい」と感じやすくなるだけではなく、実際に自殺してしまう可能性が高いのがうつ病という病気なのです。 身近にうつの人がいる方へ 厚生労働省が自殺対策施策として、「ゲートキーパー」の養成を推進しています。 「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、言わば「命の門番」とも位置付けられる人のことです。 自殺対策では、悩んでいる人に寄り添い、関わりを通して「孤立・孤独」を防ぎ、支援することが重要です。 1人でも多くの方に、ゲートキーパーとしての意識を持っていただき、専門性の有無にかかわらず、それぞれの立場でできることから進んで行動を起こしていくことが自殺対策につながります。 自殺してしまう人は、一人で死んでしまいます。 あなたがいるだけで私にとって価値がある、と伝えるだけで、その人は孤独ではなくなるかもしれません。 「そんなこと」で死なないために、病気に殺されないために、自分の心の中にゲートキーパーを置きましょう。

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