ハリー ポッター マッドアイ。 アラスター・ムーディ

アラスター・ムーディ(マッドアイ)役者(俳優)のブレンダン・グリーソン | ポッターポータル PotterPortal

ハリー ポッター マッドアイ

脚本はこれまでのシリーズ3作品を手掛けたスティーブ・クローブスが続投、音楽はメインテーマ曲を手掛けたジョン・ウィリアムスに代わりパトリック・ドイルが新たに参戦しています。 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のキャスト 主演トリオのダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンはもちろんのこと、大多数のキャストが前3作より続投しています。 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のあらすじ・ネタバレ ハリーの悪夢 ある夜。 とある館の庭番の老人フランク・ブライス(エリック・サイクス)は、館に何者かが来ていることを知り、中へと向かった。 これはハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)が見た悪夢の一部始終だった。 ハリーはハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)に起こされたのだ。 クィディッチ・ワールドカップと死喰い人 ここはロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)の自宅。 ハリー一向は、一見小さそうな、しかし中は一軒家のように広く快適な魔法のテントの中に入ったのだった。 ハリーたちはスタジアムで、犬猿の仲のドラコ(トム・フェルトン)とルシウス(ジェイソン・アイザックス)のマルフォイ親子と出くわし、ドラコは自分たちが魔法省大臣コーネリウス・ファッジ(ロバート・ハーディ)に貴賓席に招待されたことを散々自慢したのだ。 ファッジの号令により激戦の幕が開いたのである。 ハリーはロンやハーマイオニーと合流、駆け付けた魔法省・国際魔法協力部のバーテミウス・クラウチ・シニア(ロジャー・ロイド=パック)から死喰い人がヴォルデモート卿の配下であることを聞いたのである。 三大魔法学校対抗戦 ホグワーツ魔法魔術学校に向かう特急の車内で、ハリーは黒髪の少女チョウ・チャン(ケイティ・リューング)と目が合った。 ハリーの額の傷が痛んでいることを見抜いたハーマイオニーは、一連の出来事を潜伏中のハリーの後見人シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)にも報告すべきと助言、ハリーはシリウス宛ての手紙をフクロウのヘドウィグに託すのだった。 4年生に進級したハリー、ロン、ハーマイオニーは、ホグワーツ校長アルバス・ダンブルドア(マイケル・ガンボン)主催の恒例の歓迎式典に出席したのだ。 歓迎会食にはボーバトンの校長マダム・マクシーム(フランシス・デ・ラ・トゥーア)、ダームストラングの校長イゴール・カルカロフ(ペジャ・ビヤラク)が参加、ダームストラングの一員としてあのクラムも姿を見せたのだった。 クラウチ・シニアは魔法省からの命令として17歳未満の生徒の代表選手への立候補を禁止、生徒たちの反感を買ったのだった。 マッド・アイいわく、死の呪いをかけられて唯一生き残ったのはハリーしかいないということだった。 そして代表発表の日、ダンブルドアはゴブレットが選んだ代表を発表していった。 ダームストラングからはクラム、ボーバトンからは金髪の美女フラー・デラクール(クレマンス・ポエジー)、そしてホグワーツからはセドリックが選出されたのである。 ところが、ゴブレットは予想外の行動を起こし、17歳未満(当時14歳)のため立候補しなかったはずのハリーをも選出してしまったのだった。 生徒たちはハリーがズルしたのだと一斉に白けた目線をぶつけてきたのだ。 ロンですらもハリーに疑いを抱いてしまい、潔白を訴える彼の声に耳を傾けず、二人は仲違いしてしまったのだ。 代表4名を取材した「日刊予言者新聞」の傲慢な記者リータ・スキーター(ミランダ・リチャードソン)は、ハリーに無理やりインタビューを敢行、彼の神経を逆なでする質問を連発したのである。 気落ちするハリーの元にシリウスがフクロウを通じて手紙を送り、その日の夜に談話室で待ち合わせることになった。 談話室にはリータのデタラメな記事が掲載された日刊予言者新聞があり、ハリーは暖炉に投げ捨てたところ、暖炉の炎はシリウスの顔へと変化していくのだった。 シリウスは改めてハリーがゴブレットに立候補していないことを確認、夢の話もハリーから聞くと、シリウスは一連の出来事からホグワーツは何者かによる危機が迫っており、決して友のそばを離れるなとアドバイスしたのだ。 第1の課題:ドラゴンの金の卵 翌日、ハリーはルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン)に誘われて森の中へと入り、檻に入れられて猛烈な炎を吐く数匹のドラゴンを目の当たりにし、これらのドラゴンこそが第1の課題であることを知らされるのだった。 ハリーはセドリックに昨晩のことを伝え、クラムとフラーは予め課題のことを知っていると告げたのだ。 マッド・アイはハリーを呼び出し、ドラゴンにどう立ち向かうかと問い、答えられないハリーに他の3人の戦術を明かしたうえで、(持ち込み禁止の)箒が使えないなら杖を使えと助言したのだった。 いよいよ試合当日、ハーマイオニーは密かにハリーの控室を訪れて励ましていたところにリータが現れ、二人を新聞の一面にすると脅してきたのだ。 競技は一人ずつ行われ、クラム、フラー、セドリックはいずれもクリア、残るはハリーの番になったのだ。 ハリーをバカにしてきた生徒たちも彼の健闘を認め、ロンもハリーへの誤解を解いて和解したのだった。 クリスマスの舞踏会 ハリーはホグワーツ特急で知り合ったチョウへの想いを募らせる一方、ハーマイオニーは日刊予言者新聞にリータがあたかも自分はクラムに想いを寄せているかのような記事を書かれて激昂したのだ。 ロンには母モリーからドレスローブが贈られたのである。 ハグリッドとマクシームが親睦を深める一方、ハリーたち男子生徒はダンスのパートナーを見つける必要があったが、誰一人として相手に名乗り出るものはいなかったのだ。 ロンはハーマイオニーを誘うが、彼女は既に先客がいると言って断ったのである。 ハリーは意を決してチョウに声をかけるも、彼女は申し訳なさそうに他の相手に誘われたことを打ち明け、ハリーの申し出を断ってしまったのだった。 ハリーは深く落ち込んでしまい、果敢にもフラーにアタックして玉砕したロンと対策を話し合っていたその時、ハリーは通りかかった双子のパーバティ(シェファーリ・チョウドリー)と妹パドマ(アフシャン・アザド)のパチル姉妹に声をかけ、ハリーとロンは姉妹をパートナーにすることにしたのだ。 舞踏会当日、ハーマイオニーは華やかなドレスを身にまとい、その美しさにハリーたちは大いに魅了されたのである。 しきたりで代表選手たちが先導してダンスを踊ることになり、それぞれペアを組んだハリーとバーバティ、セドリックとチョウ、そしてハーマイオニーとクラムは優雅に会場入りしたのである。 ところがロンは、ハーマイオニーがクラムと楽しく踊っていることに嫉妬を覚え、ハーマイオニーに「アイツは最初から君狙いだったんだな。 敵と仲良くするなんて。 君は利用されているんだよ」とクラムの悪口を言ってしまい、ハーマイオニーは「だったら最初から私を誘いなさいよ!」と言って泣き出してしまったのだった。 その夜、ハリーは再び悪夢にうなされていた。 クラウチ・ジュニアの腕には髑髏と蛇の刺青が施されていたのだ。 第2の課題:大切なものを取り戻せ 翌日、ハーマイオニーはハリーに、クラムとは何もなかったこと、彼からは試合に関する情報を得られなかったを伝え、過酷な課題に挑むハリーの身を案じたのである。 ハリーに近づいたセドリックは、先日のドラゴンの情報のお礼として、5階の監督生の風呂場に金の卵を持って浸かればヒントが得られると助言してくれたのだった。 1時間以内に、我らが捕えしものを」という歌声が聞こえてきたのである。 エラ昆布を食べたハリーの手足には水かきが生え、水中でも呼吸ができるようになったのだ。 ハリーは水魔に襲われながらもロンとガブリエルを助け、時間ギリギリに水面に脱出させることに成功したのだ。 ハリーはフラーから感謝され、3着目に終わったもののダンブルドアからその道徳的な行いを評価され、特例で2位とされたのである。 ハリーの勇気を称えるクラウチ・シニアの前にマッド・アイが現れ、その顔を見たクラウチ・シニアは驚愕の表情を浮かべるのだった。 悪夢の真相 その夜、ロンやハーマイオニー、ハグリッドと森を散策していたハリーは、クラウチ・シニアが死亡しているのを発見したのだ。 ダンブルドアはファッジらと協議の末、「脅しには屈せぬ」と対抗試合の続行を決断したのである。 法廷では、元々死喰い人だったカルカロフは無罪放免を条件に証言台に立ち、魔法省内部にヴォルデモート卿と通じていた者がいたこと、スネイプは元々死喰い人であったこと、そしてあの悪夢に出てきたクラウチ・ジュニアはクラウチ・シニアの息子であり死喰い人だったこと、そしてジュニアは父に見放されてアズカバン送りとなったことを知ったのだ。 ハリーから夢の話を聞いたダンブルドアは、いつまでも悪夢に囚われるなと助言したのである。 第3の課題:超巨大迷路をクリアせよ 第3の課題とは、超巨大迷路の中に隠された優勝杯を先に取った者が優勝するというものであった。 決して自分自身を見失わないようにな」とアドバイスしたのだ。 この時点で総合得点1位で並ぶハリーとセドリックがまず迷路に入り、3位のクラム、4位のフラーの順に入ることになった。 4人は深い暗闇と襲い掛かる植物に阻まれながらも先に進み、先に迷路の奥に辿り着いたハリーとセドリックは同時のタイミングで優勝杯に手をかけたのである。 ところが次の瞬間、ハリーとセドリックは別の場所に飛ばされてしまった。 優勝杯は実はポートキーであり、その場所とはハリーが見た悪夢と同じ場所だった。 ワームテールはハリーを拘束すると、墓から暴いたリドルの骨、自らの肉片、そしてハリーの腕をナイフで傷つけて血を採取すると煮えたぎる壺に混ぜ、その中から遂にヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)が復活を果たしてしまったのである。 ヴォルデモート卿はワームテールから杖を受け取ると死喰い人たちを招集、13年もの間自分を助けなかったことをなじったのだった。 死喰い人の中にはルシウスの姿もあった。 ハリーとヴォルデモート卿は魔法の火花を散らしていたその時、その場にハリーの亡き両親(エイドリアン・ローリンズ、ジェラルディン・ソマーヴィル)とセドリックのゴーストが現れ、魔法の繋がりが切れたらポートキーに向かうこと、セドリックの遺体をホグワーツに連れ帰るよう助言したのである。 ハリーは一瞬の隙を突いてポートキーに触れ、セドリックの遺体と共にホグワーツに帰還したのだった。 マッド・アイの正体 ハリーはダンブルドアにヴォルデモート卿が復活したことを伝え、その場は静まり返ってしまったのだ。 疑問を抱くハリーに、マッド・アイはドラゴンや金の卵、エラ昆布の一件は全て自分が仕組んだことであり、そしてハリーの名を炎のゴブレットに入れたのも自分であり、全てはハリーを墓場に導くためだったことを明かしたのである。 マッド・アイはハリーを殺そうとしたその時、部屋にダンブルドアやマクゴナガル、スネイプらが押しかけ、マッド・アイに真実薬を飲ませたのだった。 すると、トランクの中の隠し部屋には本物のマッド・アイが幽閉されており、今までマッド・アイに扮していたのはポリジュース薬を飲んでいたクラウチ・ジュニアだったことが明らかになったのだ。 変身が解けたクラウチ・ジュニアは腕の髑髏と蛇の刺青を見せ、ヴォルデモート卿の復活を宣言、そのままアズカバンに引き渡されたのである。 学期の終わり ダンブルドアは3校の生徒や教職員を集め、魔法省の口止め要請を破ってセドリックがヴォルデモート卿に殺害されたことを伝え、今こそ心をひとつにして団結する時だと呼び掛けたのだった。 ハリーは、部屋を訪れたダンブルドアに、あの時ヴォルデモート卿の杖と自分の杖が魔法で繋がった話をしたところ、ダンブルドアはそれは「杖の記憶」だと言い、これから先ハリーには非常に険しい困難が待ち受けているけれども友がいるから独りではないと励ましたのだ。 学期は終わりを迎え、ダームストラングとボーバトンの両校生徒はホグワーツを離れることになった。 クラムはハーマイオニーと、フラー姉妹はロンと再会を誓って去っていったのである。 激動の4年生を終えたハーマイオニーは「ホグワーツって穏やかな時ってあったかな? これからも色々ありそうね」と不安な胸中を明かし、ハリーは優しく慰めたのだった。 ハリー、ロン、ハーマイオニーは休み期間も手紙を書くと約束、去り行く両校生徒たちを見送ったのである。 特に、中盤のクリスマスの舞踏会における、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンのドレス姿は、後に彼女の新たなはまり役となる『美女と野獣』(2017年)の主人公ベラにも通じる美しさを放ち、物語のひとつのハイライトともなっています。 少年少女たちが魔法で活躍する児童文学の枠を飛び越え、本作はアメリカでは13歳未満の子供は保護者の注意が必要なレーティング「PG-13」指定されるなど、劇中の登場人物のみならず映画シリーズや原作の小説シリーズのファンにも成長を促す内容となっています。 本作では、散々ハリーをいじめてきた意地悪な親戚のダーズリー家は遂に登場せず、ハリーが魔法で彼らを懲らしめるショートコントのようなシーンが丸々カットされています。 代わりにこれまた意地悪で高飛車なゴシップ記者のリータ・スキーター(演:ミランダ・リチャードソン)が出番は少ないながらも代役的ポジションとなっています。 原作ではリータは最終的にハーマイオニーによって懲らしめられるのですが、そのシーンは映画では丸々カットされています。 その後の作品でも、原作小説の内容の長大化に伴い一部エピソードを泣く泣くカットする場面も出てくることとなり、最終章(第7作)の『死の秘宝』に至っては前後編の二部作とするなど製作陣の苦慮が伺えます。 それでも本作はこれまでのシリーズ作品同様に全世界で受け入れられてメガヒットを記録、黒字ながらも若干興行収入を落とした前作『アズカバンの囚人』を超える売上を記録、後にシリーズ最終作にして興行収入10億ドル超えというシリーズ最大のヒット作となる『死の秘宝PART2』へと連なる後半の怒濤のラストスパートへの格好の好スタートともなりました。 本作ではいよいよハリーの淡い初恋が描かれ、それぞれ他校の生徒とも接しながらも本格的に互いを意識し始め、それでも素直になれないロンとハーマイオニーの関係性が本作で浮き彫りになるなど、魔法ファンタジーを飛び越えて思春期の若者の揺れ動く心情をも本作の重要なキーワードとして描かれています。

次の

映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」のあらすじネタバレと感想!登場人物とキャストは?

ハリー ポッター マッドアイ

ザ・フィールド 1990 :3. 0 The Bargain Shop 1992 :? :Matrix Adjusted Normal 1992 :? 遥かなる大地へ 1992 :3. 白馬の伝説 1992 :3. 7 スナッパー 1993 :3. 4 The Life Reilly 1995 :? ブレイブハート 1995 :3. 8 ザ・ブレイク 1996 :3. 4 Angela Mooney Dies Again 1996 :? マイケル・コリンズ 1996 :3. 5 Trojan Eddie 1996 :? Spaghetti Slow 1997 :? 0 ブッチャー・ボーイ 1997 :3. 6 A Further Gesture 1997 :? I Went Down 1997 :? Before Sleep 1997 :? フィオナが」恋していた頃 1998 :3. 3 ジェネラル 天国は血の匂い 1998 :3. 3 The Tale of Sweety Barrett 1998 :? A レイク・プラシッド 1999 :2. 8 マイ・ライフ・ソー・ファー 1999 :3. 6 ミッション:インポッシブル 2 2000 :3. 6 Saltwater 2000 :? Wild About Harry 2000 :? Biker 2001 :? Caca Milis 2001 :? テイラー・オブ・パナマ 2001 :2. 9 A. 2001 :3. 6 28日後… 2002 :3. 4 ギャング・オブ・ニューヨーク 2002 :3. 3 ダーク・スティール 2002 :3. 5 コールド・マウンテン 2003 :3. 5 イン・マイ・カントリー 2004 :3. 2 トロイ 2004 :3. 3 ヴィレッジ 2004 :3. 3 シックス・シューター 2004 :3. 5 キングダム・オブ・ヘブン 2005 :3. 3 プルートで朝食を 2005 :3. 8 Studs 2006 :? Black Irish 2007 :? 7 ヒットマンズ・レクイエム 2008 :3. グリーン・ゾーン 2010 :3. 1 Noreen 2010 :? 2 アルバート氏の人生 2011 :3. 4 The Cup 2011 :? デンジャラス・ラン 2012 :3. 3 推理作家ポー 最期の5日間 2012 :3. 1 ランナウェイ 逃亡者 2012 :3. 0 スマーフ2 アイドル救出大作戦! 2013 :3. 3 グランド・セダクション 2013 :3. 2 ある神父の希望と絶望の7日間 2014 :3. 3 Edge of Tomorrow 2014 :3. 7 アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち 2014 :3. 4 未来を花束にして 2015 :3. 7 白鯨との闘い 2015 :3. 5 Pursuit 2015 :? ヒトラーへの285枚の葉書 2016 :3. 6 アウトサイダーズ 2016 :3. 1 夜に生きる 2016 :3. 4 アサシン クリード 2016 :3. 0 ロンドン、人生はじめます 2017 :3. 5 パディントン 2 2017 :4. 1 Psychic 2018 :? バスターのバラード 2018 :3. 8 Frankie 2019 :未公開 「Psychic」 2018 では、監督も務めました。 まとめ ブレンダン・グリーソンは、教師という仕事を続けながら夢を追いかけ、見事数々の映画に出演する名俳優となりました。 ムーディという役のイメージとは違い、素顔はとても優しく子供思いの人物です。

次の

死の秘宝で最初にハリー達が移動する時の裏切り者は誰?マッドアイは死亡した?

ハリー ポッター マッドアイ

スリザリンがその日最初に受ける授業は『闇の魔術に対する防衛術』であった。 (ピーブズの額には『料理を大事にしない屑』と書かれている) 毎回1年で担当教師が変わるこの呪われた科目であるが、今年もやはりというか今まで見た事もない新しい教師が就いていた。 その名をマッド・アイ・ムーディといい往年の闇払いだ。 だがその代償として多くの戦いで負傷し、全身の至る箇所に傷が付いている、不気味な存在でもあった。 その顔は人をほとんど知らない誰かが木材を削って作ったような顔で、1ミリの隙間もなく傷に覆われている。 口は歪んで鼻は削げ、左目にはギョロギョロと動く不気味な青い義眼を埋め込んでいた。 マントの裾から時折見える左足は失われており、鉤爪のついた義足が歩くたびにコツコツと音を立てている。 「教科書はいらん、仕舞ってしまえ」 教卓に立ったムーディは出席簿を取り出し、生徒の名を順に呼ぶ。 二つある眼のうち、普通の眼の方は出席簿のみに注がれていたが、もう一つの義眼……『魔法の眼』はギョロギョロと生徒を見回していた。 恐らくは物質を透過して物を見る事が出来るのだろう。 明らかに死角にいるはずの生徒の様子もわかっているように見えた。 「お前達は闇の怪物と戦う為の術を多く学んできた。 だがお前達は遅れている。 非常に遅れていると言わざるを得ない。 一番肝心の闇の魔法、呪いの扱い方がまるでなっていない。 魔法省によれば6年生になるまでは幼すぎる為見せてはいかんという事になっているが……油断大敵ッ!!」 突如叫んだムーディの大声に生徒達が飛び上がり、教室中がざわめく。 完全な不意打ちだ。 突然叫び出すなど誰が想像出来るものだろうか。 しかしそれを行ったムーディ本人はまるで何事もなかったかのように話を続けた。 「見た事もない物、知らない物から身を守る事など出来るものか。 そこでわしの役目は、持ち時間であるこの1年でお前達を最低ラインにまで引き上げる事にある。 戦うべき呪文を知り、そこで始めて身を守る事が出来るようになるのだ。 さて……魔法法律により最も厳しく罰せられる呪文が3つある。 答えられる者はいるか?」 ムーディがそう言うと、おずおずと何人かが自信なさそうに手を挙げた。 マルフォイだけは自信たっぷり、といった顔で挙げているがまあ彼ならば知っていて当然だろう。 何せ父親が帝王の配下なのだから、知らない方がどうかしている。 しかしムーディはそれらを無視すると、魔法の眼と普通の眼の両方でミラベルを見た。 「何故手を挙げない、ベレスフォード。 お前はこの学校で最も優れた生徒と聞く。 答えられぬはずがあるまい?」 挙手もしていないのに指名ときたか。 そう思いミラベルは小さな笑みを浮かべると、リクエストに応じて知識を披露する事にした。 「無論知っている、ムーディ教諭」 「ほう、ならば答えてみろ」 「服従の呪文インペリオ、磔の呪文クルーシオ。 そして死の呪文アバダ・ケダブラ。 特に最後の死の呪文には一切の反対呪文も抗う術もない。 当たれば最後の即死魔法で、魔法界の歴史上でもこれを受けて生き永らえた人間はたったの一人だけだ」 たったの一人、とは今更言うまでもなくハリー・ポッターの事である。 絶対の死を与えるはずの死の魔法を受けて生き延びたからこそ彼は敬意を込めて『生き残った男の子』と呼ばれるのだから。 そのミラベルの返答に満足したのか、ムーディが頷く。 「完璧だ、ベレスフォード。 ヒースコートが自慢するだけの事はある」 「…………」 「わしはお前の父をよく知っているぞ。 極めて優れた闇払いだ。 手段を選らばなすぎるのと、手柄の為なら無実の人間すら強引にアズカバンに放り込むのが玉にキズだがな。 そして母はダームストラング教頭。 なるほど、優秀なわけだ」 ムーディの言葉にミラベルはフン、と鼻を鳴らす。 両親のおかげで優秀? 随分舐められたものだ。 自分の優秀さは他でもない自分自身のものだ。 例え両親がマグルであったとしても自分は揺るぐ事なく今の自分であったとミラベルは確信している。 まあ、知識面で言えば今の家庭は自分の成長に多いに役立っている事は否めないが、それだけだ。 「昨年は魔術優等賞、一昨年はバジリスク退治の功績を買われてホグワーツ特別功労賞を授与……なるほどなるほど。 実に飛び抜けている。 お前ならば父以上の闇払いになる事も不可能ではないだろう」 「……それはどうも」 ミラベルは鼻で笑いたいのを堪え、素っ気無い返事を返すだけに留めた。 闇払い? 実に笑わせてくれる。 あんな魔法省の狗になど誰がなるものか。 自分が狗になるのではない、魔法省という狗を飼うのがこのミラベルなのだ。 その後ムーディは蜘蛛を実験台として3つの許されざる呪文を実演し、その効果を生徒達に解り易く見せ付けた。 服従の呪文をかけられた蜘蛛は糸を器用に使っての空中バレーを披露し、磔の呪文をかけられた蜘蛛は傍目に見ても解る程に苦しみ、痙攣した。 そして最後の死の呪文の実験台となった蜘蛛は哀れにも外傷一つなく他界してしまい、その呪文の恐ろしさをまざまざと見せ付ける結果となった。 「これから1年、わしはこれらの呪文と戦う術をお前達に与えていく。 お前達は知っておかねばならん……そして常に身構えていなくてはならんのだ。 わかったら羽根ペンを出せ。 わしが言う事を書き取るのだ」 結果から言えばアラスター・ムーディの授業はかつてない程に質の高い授業であったと言えるだろう。 前年度のリーマス・ルーピンも教師としての腕は優れていたが、闇の魔術と実際に戦う事を想定しての防衛術、という点で言えばムーディの授業に軍配が上がる。 これで偽者の死喰い人でさえなければ敬意を払ってもいいのだが、とミラベルをして思わずにはいられない程だ。 ヴォルデモートもなかなかいい人材を持っているものである。 来年になれば『O・W・L』、通称『ふくろう』と呼ばれる魔法試験があり、その成績は将来的に大きく影響してくるものだ。 しかし5年になってからその勉強を始めるようではもう遅い。 十全を期すならば今からでも備えておかなければいけないのだ。 その為今年度の授業は例年に比べて一際厳しく、宿題の量も増えている。 魔法薬学では解毒剤を課題に出され、呪文学では『呼び寄せ呪文』を覚える為に3冊も余計に参考書を読むように指示された。 防衛術の授業も厳しさを増しており、先日は禁じられた呪文である『服従の呪文』を生徒にかけて、それに抗えるかを試していた。 当然これには多くの生徒が難色を示したわけだが、ムーディはそれを気にも留めず実行に移したのだから大したものだ。 この呪いをかけられた生徒達は皆、おかしな行動を取り始め、『服従の呪文』の恐ろしさを教えてくれた。 イーディスはその場で歌を歌い、セオドール・ノットは激しいダンスを踊った。 グラッブとゴイルは楽器を演奏して場を盛り上げ、そしてマルフォイは服を脱いだ。 そしていよいよミラベルの番となり、ムーディは彼女に呪文をかける。 受けてみて理解出来る恐ろしさというのがある。 服従の呪文を受けたミラベルはこの上なくいい気分になっていた。 最高にハイというやつだ。 全ての悩みが取り払われ、究極の安心感だけが心に残る。 これこそ自分が求めていたものだ、と錯覚すらさせられる。 なるほど、これが服従の呪文。 多くの魔法使いが抗えず、望まぬ悪事に手を染めたわけだ。 だがその極上の気分は次の瞬間頭に響いて来た無作法な声によって塵一つ残さず霧散する事となった。 『わしに跪け』 何故? とミラベルは考えた。 自分は今、命令されているのか? この男はあろう事か、このミラベルに命令しているのか? そう考えた瞬間全ての幸福感は消し飛び、代わりに頭には猛烈な憎悪と反抗心のみが残された。 自分は何者の命令も受けぬ! 誰にも束縛されず、媚びたりなどしない! 私に命令出来るのはこの世で唯一人、私自身のみだッ! そう心が叫んだ瞬間、思考がクリアになり視界が開けた。 そして目の前で驚いたような顔をしていたムーディに対し、不敵な笑みを浮かべてみせた。 「うう~……恥ずかしすぎる……。 何で私、歌なんて歌ってたのよ……」 「初めて受けてみたが恐ろしい呪文だな。 あれに抗うのは難しいだろう」 授業を終えて寮へと帰る道すがら、イーディスは顔を赤くして唸っていた。 確かに全員の見ている中であんな事をしては恥ずかしいのも仕方ないだろう。 だが女生徒は一応それなりに配慮されているのか、下された命令は比較的マシと言える。 少なくともマルフォイに比べればイーディスなど全然マシだ。 「しかしあれだよね。 ムーディ先生ってマルフォイの事嫌ってるのかな? この前もケナガイタチに変えて痛めつけたっていうし」 「奴、というよりは奴の父が嫌われているのだ。 ルシウス・マルフォイはかつて死喰い人のリーダーだった過去を持ちながら、アズカバン行きを逃れて権力を手にした輩だ。 闇払いにとっては不倶戴天の敵だよ」 「てことはミラベルのお父さんも?」 「ああ、14年経った今でも懲りずにマルフォイを有罪にする方法を探している」 話しながらしばらく歩いていると、何やら騒がしい声が聞こえてきた。 玄関ホールに生徒達が集まり、ざわめいているらしい。 一体何事だろう、とイーディスが小走りでそちらへと向かい、ミラベルが面倒臭そうに後に続く。 そこでは多くの生徒が、階段前の掲示板を見ようと右往左往していた。 イーディスも爪先立ちになって必死に掲示板を見ようとするが、なかなか上手く行かない。 だがミラベルが追いついてきた事で生徒達が慌てて脇に退き、掲示板への道が開かれた。 それは『3大魔法学校対抗試合』を告知する張り紙であった。 ボーバトンとダームストラングの代表団が10月30日の午後6時に到着する旨が書いてあり、全校生徒はその際、歓迎会の為に城の前に集合しなければならないらしい。 今からわずか1週間後の事だ。 「誰が代表選手になるのかな?」 「さて、な。 私の知る人物ならばマーカス・フリント辺りが立候補しそうなものだが」 マーカスならばクィディッチのキャプテンも務めているので運動能力は申し分ないだろう。 それ以外のところは微妙だが、スリザリンから一人選ぶならそう悪い人間でもない。 無論ミラベルが立候補しない、という前提条件での話である。 それから1週間、校内はひたすら対抗試合の話題で持ちきりだった。 どんな生徒が来るのか、自分達とどう違うのか。 誰が立候補して誰が選ばれるのか。 とにかく話題は尽きず、授業中でもほとんど身が入らないほどだ。 そして10月30日。 全ての生徒が待ち望んでいた日がやって来た。 大広間はすでに飾り付けが終わり、壁には各寮を示す巨大な垂れ幕がかけられている。 教職員テーブルの後ろも同様で、ホグワーツの紋章である『H』の周りにライオン、蛇、穴熊、鷲が団結している絵が飾られていた。 心地よい期待感が辺りを満たし、あっと言う間に時間が過ぎていく。 そして夕方6時。 生徒達は城の前に整列し、今や遅しと2校の到着を待っていた。 イーディスは寒さと興奮で顔を赤くしながら、ミラベルへと問いかける。 「いよいよだね。 でも、どうやって来るのかな? 凄く遠いだろうし」 「実用性を考えるならば移動キーか『姿現し』だが派手さに欠けるな」 「『姿現し』は出来ないってこの前ハーマイオニーが言ってた気がするんだけど」 「その程度の融通は効くさ。 ダンブルドアが一時的に解除しようと思えばいつでも出来る」 魔法使いの移動手段の中で最も早く効率がいいのはやはり『姿現し』か『移動キー』に限る。 だがそれでは見栄えはあまりよくない。 ホグワーツ側が自分達をよく見せたいのと同様、向こうだって自分達をよく見せたいはずなのだ。 ならばそんな安易な手段は使わず、もっと印象に残る方法で来るに違いない。 大勢の集まる場所では見栄を張りたくなる。 それが人間というものだ。 「ほっほー! わしの目に狂いがなければボーバトンの代表団が近付いて来るぞ!」 教師の並んだ列の最後尾からダンブルドアの声が響き、全員が顔をあげる。 一体どこから来ていると言うのか。 生徒達があちこちを見渡し、やがて6年生の一人が空を指差して「あそこだ!」と叫んだ。 それは巨大な何かであった。 箒100本分よりも大きな何かが城に向かって走って来ている。 「アレは何だ!?」 「ドラゴンだ!」 気が動転した1年生がそう叫ぶ。 「新型の巨大な箒かもしれない!」 「俺知ってるぜ! マグルの世界で飛行機っていうんだ!」 また別の生徒達が叫び、狼狽える。 「馬鹿言え! あれは空飛ぶ家だ!」 また他の1年生がそう叫ぶ。 だがそのどれもが違う。 ホグワーツに近付いているそれは巨大な、館ほどの大きさを誇る馬車であった。 それが12頭の天馬に引かれて夜空を滑空していたのだ。 轟音と共に地面に着陸した馬車からは淡い水色のローブを来た少年達が飛び降り、金色の踏み台を用意する。 するとその踏み台の上に巨大なハイヒールが乗せられ、その持ち主である女性が馬車から姿を現した。 美しい女性であった。 小麦色の滑らかな肌に、引き締まった身体つき。 顔はキリッとしており、鼻は高い。 首元にはオパールを飾り、いかにも上流階級の夫人、という出で立ちだ。 だがそれ以上に彼女の存在感を引き立てているのは単純な身体の大きさであった。 とにかく、でかい。 まずはその一言に尽きるだろう。 ホグワーツで最も大きい男として有名なハグリッドと比べてもまるで遜色なく、3cmと違わないのではないか、と思われる。 余談だがハグリッドの身長は250cmであり、その事からも彼女がいかに巨体であるかわかるだろう。 「で、でかっ……ダンブルドアが胸にも届いてない」 「ダンブルドアも決して小さくはないのだがな……あれがボーバトンの校長、マダム・マクシームか」 イーディスの言葉に同意し、ミラベルが捕捉を加える。 ダンブルドアの身長は180を超えるはずだが、それでもマクシームと並ぶとまるで大人と子供だ。 彼でそれなのだからイーディスやミラベルなど彼女の腰くらいにしか届かないだろう。 「それにしても寒そうな格好だよね」 「恐らく暖かい地域から来たのだろうが、準備不足感が否めんな」 彼らの着ている薄手の絹のようなローブは見ているだけで寒そうだ。 しかもマントすら着用していないのだから尚更である。 マダム・マクシームは天馬をダンブルドアに預けると優雅に歩み、城内へと入って行った。 その後を小走りでボーバトンの生徒達が続き、暖かさを求めて城へと駆け込んで行く。 それから数分間、生徒達はダームストラングの到着を待ち、空を見上げていた。 だがそれは間違いであった。 ボーバトンが空から来たのだからダームストラングもきっとそうだろう、と無意識に考えてしまったのだ。 しかしその予想を覆すように湖が揺らめき、巨大な渦が現れた。 まるでプールの詮でも抜いたかのようなその渦の中から現れたのは巨大な船だ。 闇の魔術を教える学園に相応しい、まるで幽霊船のような暗い空気を纏った船。 それが岸に到着すると中から厚い毛皮のコートを着た集団が上陸し、最後に銀色の毛皮を着た銀髪の男と、艶やかな金髪をなびかせる真紅のコートを纏った、美しい女性が降りて来た。 ダームストラング校長のイゴール・カルカロフと教頭のメーヴィス・ベレスフォードだ。 「ねえ、もしかしてあの人が……」 「ああ、アレが私の母だ」 「うひゃ~……すっごい美人……」 輝かんばかりの色気と魅力を振りまく女性を見ながらイーディスが感嘆したように言う。 波打つ金髪はなるほど、確かにミラベルの母と言うだけあって彼女とよく似ている。 顔立ちもミラベルに近く、加えて己の容姿に絶対の自信を持っているからこその尊大な態度までもが娘そっくりだ。 彼女とカルカロフはダンブルドアに近付くと朗らかに話しかけた。 「ダンブルドア! やあやあ、しばらく、元気かね?」 「元気いっぱいじゃよカルカロフ校長。 それにまさか貴女まで来るとは……ようこそ、ミセス・ベレスフォード」 「ええ、お久しぶりですわ、ダンブルドア校長。 ところでわたくしの娘は何処に?」 「他の生徒達と一緒に歓迎の為に出てきておるよ。 あの辺りかのう」 ダンブルドアが指差したのはスリザリンの4年生が集っている一角だ。 するとミラベルの姿を発見したらしいメーヴィスが手を振り、ミラベルも仕方なく振り返した。 本来ならば目立ち過ぎるくらいの行為だが、幸いにもそれを気にする生徒はほとんどいなかった。 それというのも、生徒達の注目を一身に集める存在がダームストラングの一団に交じっていたからだ。 「ね、ねえミラベル! あれ、ビクトール・クラムじゃない!?」 「そのようだな」 曲がった鼻に濃い眉毛。 遠目でもわかる特徴的な猫背にO脚気味に広げた足。 それは世界的に有名なクィディッチ選手のビクトール・クラムその人だ。 周囲の女生徒がキャーキャーと黄色い声をあげ、イーディスもよく見ようと爪先立ちになる。 慌てて懐を探っているのは恐らくサイン色紙を探しているのだろう。 その後ダームストラングの生徒に続いて大広間へと向かい、それぞれの席についたが、イーディスを初めとするクィディッチファン達は終始興奮しっぱなしであった。 まだまだ続くよ仮初の平和。 と言う事で32話でした。 特に語る事はありませんが、洗脳イーディスの行動は実はコーラ入りボトルをシェイクしてマルフォイに発射する、という候補もありました。 フォーイ。 とりあえず7話再修正しました。 でも7話に関する話題じゃなくて32話の感想をお願いします。 ミラベル「……あの男は一体どこへ向かっているんだ?」.

次の