ベーカー 嚢腫。 ベーカー嚢腫(のうしゅ)

ベーカー嚢腫破裂と下肢静脈血栓症の鑑別

ベーカー 嚢腫

どうも、こんにちは。 若手整形外科医のよせやんです。 大学病院では病棟番(病棟の患者さんの管理)をやっているので、自分で手術することはほとんどなく、手術期の管理やICなどがメインです。 手術をしたい外科医としては、やりがいはないですよね。 この1年で何が成長したんだろうか? 結局、自分で勉強してきたこと、関連病院での手術見学や関節鏡手術の執刀がメインだった気がします。 大学病院はカンファレンスが多いので、プレゼンに関しては症例ごとにきちんと調べて術前の準備をするようになったのはよかったことかと思います。 もうひとつの大学病院の特徴として、学会発表が多いことが挙げられますが、そんなもんは大学にいなくてもどんだけでもできますから、何のメリットにもならないでしょう。 さて、今日は膝の裏に発生する ベーカー嚢腫っていう疾患について勉強してみましょう。 滑液包(bursa)とは、閉鎖した袋状の構造物のことをいいます。 整形外科医同士で話していると、「ブルザ」という言葉を耳にするかと思いますがそれです。 滑液包には、腱が骨や靭帯と摩擦を生じるところに存在する深在性滑液包(deep bursa)と、関節の近くで骨が皮膚と摩擦するところにできる皮下滑液包(subcutaneous bursa)があります。 ちなみに、 腱鞘は深在性滑液包の分化したものであり、多くの腱が複雑に走行している手と足でよく発達しています。 深在性滑液包は、しばしば関節腔と交通が認められるのに対して、皮下のものは骨折などの特別な場合を除いて交通は存在しません。 この交通は、生下時には認められません。 いつ、いかにして交通が生じるかは定かではありませんが、加齢や関節内圧の上昇に関連すると考えられています。 関節疾患により関節液が貯留して関節内圧が上昇すると、隣接する深在性滑液包や腱鞘が破れ、滑液包に炎症が波及することがあります。 これを関節破裂または滑膜破裂といいます。 滑膜包炎や腱鞘炎を診療する際には、関節内の原因疾患の存在に注意を払う必要があります。 ベーカー嚢腫とは では、今日の本題です。 関節炎や半月板損傷、十字靭帯損傷などにより増量した関節液が解剖的に脆弱である後方内側の関節包から上記bursaへ流入したものと考えられています。 全身の中でも、最も頻繁にみられる滑液嚢胞で、膝のMRIでも頻繁に認められます。 小児ではまれで、年齢とともに頻度が増すと言われています。 その他、膝窩部には多くの滑液包があり、どの滑液包が罹患しているか判別できないことが多いので、 膝窩嚢腫とも呼ばれます。 分類 ベーカー嚢腫は、成人型と小児型に分類できます。 成人型 膝関節腔と交通があることが多く、 膝関節内に炎症や半月板損傷などの原因疾患があることが多いとされています。 確かに、変形性膝関節症の患者さんや半月板損傷の患者さんに多い印象です。 よせやん 膝窩嚢腫が巨大化し、下腿にまで下垂する(滑膜破裂)場合があり、これを calf cystといいます。 小児型 10歳以下では、 関節腔との交通がないことが多く、 滑液包にのみ病因が存在します。 症状 径30mm以下のものは 無痛の場合が多いとされています。 しかし、サイズが大きくなってくると疼痛を生じたり、膝の可動域制限などの症状を生じます。 また、 まれに膝窩嚢胞が破裂をきたすことがあります。 この場合、筋肉間などの間質へ流入し内容液により、血栓性静脈炎に似た症状を示すことがあります。 画像 MRIでは、 内部は均一なT2高信号を示します(図1、図2)。 関節液が貯留しているだけなので、当然といえば当然ですね。 しかし、まれに出血成分やdebrisにより不均一にみえることもあります。 図1:MRI所見sagital像(左:T2強調 右:T1強調) 図2 MRI所見axial像(T2強調像) 治療 基本的に、 保存療法を行います。 疼痛などの症状がなければ経過観察とします。 疼痛などの症状が出現した場合には、 プンク(穿刺)を行って内容液を排液します。 また、関節内の原因疾患の存在を疑う所見があれば、 原因疾患に対する治療を行わないとよくならない(再発する)可能性が高いです。 保存療法に抵抗する場合は、外科的治療を考慮する必要があります。 ベーカー嚢腫に対する手術療法は嚢腫摘出術が一般的でしたが、再発率が高いことが報告されていました。

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ベーカー嚢腫(のうしゅ)について。健診会 滝野川メディカルクリニック

ベーカー 嚢腫

膝ウラのぽっこり膨らみが消えました!! 病院でベーカー嚢腫と診断されてから3ヶ月。 何気なく膝の裏を触ってみると、 あれだけ手に触っていたふくらみが無くなっているのに気が付きました。 これで治っているかどうかの判断はできないのですが、 とにかく、ぽっこりと膨れていたものがありません。 信じられません。 信じられなくて、何度も触ってみました。 でも、 何度さわっても無いのです。 もしかして? リンパマッサージの効果? 何かやったことといえばそれしか思い当りません。 でもまだ、たった3回ほどですよ。 マッサージしたのは・・ しかも見様見真似のマッサージです。 おとといの晩にマッサージした時は 確かにまだ膝裏の膨らみが手にあたっていた気がしますし、 いったい何がどうなったのか? 不思議・・・としか言えません。 もしも、リンパマッサージで効果があったのなら これはすごいと思います。 私と同じように、膝裏の膨らみ(ベーカー嚢腫)に悩んでいる方。 やってみる価値、アリですよ。 でなくても、足のむくみや冷えを解消して 足やせの効果もあるようですから 女性なら誰がやってみてもソンは無いと思います。 静脈瘤の予防にもなるそうですよ。 これまで いつも仕事で足の筋肉は硬くなっているし、 膝裏の筋もつっ張ったような状態。 ずっとそれが普通・・・で過ごしてきました。 疲れが溜まっているのは分かっていても それをそのままにしていたのは良くなかったと思います。 当初、まだ膝ウラ全体にポヨンとした感じは残っていましたが きょうは右足とほぼ同じくらいになってきました。 マッサージは是非これからも続けていこうと思います。 「追記」 ちなみに・・ですが、 私がマッサージの他にしたことは以下の通りです。 以下、記事です。 【関連記事】 ・ ・ ・ ・ 【まとめ記事】.

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ベーカー嚢胞

ベーカー 嚢腫

インソールは歩き方や立ち方の矯正 このインソールというのは 踵(かかと)あたりの厚みが 外側ほど少し高くなっているものです。 私は立った時などでも どうも足ウラの外側に体重をかける癖があるようです。 ふと、気が付くといつも足裏の外側で立っています。 当然歩くときにもそんな体重のかけ方をしているのでしょうね。 インソールは私の歩き方や立ち方の矯正というか 少しでも膝への負担を減らす環境にしようということで試しています。 ベーカー嚢腫が治るとは考えていません。 でも、歩くときは以前より膝の内側を意識して 歩くようになりましたから ちょっとはO脚もマシになっているんじゃないかな?と思っています。 見た目もそうですが膝への負担を考えると やっぱり女子のガニ又は良くないってことですね。 ベーカー嚢腫の治療方法を探す 整形外科に何度か通いましたが、 私の場合、 膝裏やふくらはぎのツッパリ感というか違和感があるだけで 痛みもないので外科的な処置は何もないのです。 痛みがあれば膝裏に溜まった袋の中の液(?)を抜いたり、 もっと痛みが激しいものであれば 手術で袋を摘出することもあるようです。 リハビリに通っている人もいらっしゃるようですね。 温めたり超音波とかをする施設もある風ですが、 それが果たして治るのか?というのが目下のギモンです。 本当のところこうしたら完治する。 というのが知りたくて ベーカー嚢腫に関して詳しく書かれた書物や治療法を探しますが 完治の話や治療の詳しい話は見つかりません。 膝痛ならよくあるのですが・・・。 それでも、原因を考えれば 体重の増加もそうですし、加齢による筋力の低下や 歩き方などが膝への負担を大きくしているんだろうなと素人なりに分かります。 普通のひざ痛もそうですが、 やはり身体の筋肉の疲れを溜めないことや冷やさないこと、 リンパの流れを良くしてあげるとかが 自然な改善につながるのではないかと思いますね。 私の場合はダイエットも必要ですが・・・。 (汗) 膝裏の袋がときに破裂することもあるなんて聞くと このまま放置・・・というのも爆弾抱えてるみたいで 自分で出来そうなことならやってみてなんとかすっきり治したいものです。 筋肉の疲れをとったり、 リンパの流れをよくするためのマッサージだったら 本でも読めばやれそうなので お風呂に入ったときにでも続けてみようかと考えてます。 気長に・・・。 【関連記事】 ・ ・ ・ ・ 【追記】2018. 10月 再度、膝裏のポッコリが消えました。

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