テニス フォアハンド ストローク。 硬式テニスのフォアハンドのコツは『クイッ』と『ビュン』

テニスのフォアハンドを超安定させる、たった4つのポイントとは!?

テニス フォアハンド ストローク

現在のテニスでは、トップスピンがよく使われる基本のストロークになっています。 こちらの記事では、フォアハンドストロークを中心にトップスピンとはどういうものなのか、どうやって打つのかを説明いたします。 錦織圭選手の活躍で、テレビでテニスの大会が放映される機会が増えています。 かつてテニスをしていた方や昔からテニスを続けている方は、最近のトッププロの試合を見て、テニスのプレースタイルの変化に驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 現代テニスでは、かつての薄いグリップでまっすぐ押し出すようなフラットストロークから、厚いグリップで強く回転をかけて高速のボールを打つトップスピンストロークが主体のものへと変わっています。 テニスという球技は、左右だけでなく高さも使ってプレイすることが大切です。 空間を使うことにより、時間を作ったり、より相手を動かしたりする事が可能になるのです。 そこで役立つのが、トップスピンです!! こちらの記事を参考にして、トップスピンを使ったプレーをできるように練習していきましょう。 この記事の目次• 現代テニスのストローク 現代テニスでは、ストロークのスピードがとても速くなっています。 試合でよく使われるショットがフォアハンドのトップスピンストロークですが、プロテニス選手で特にトップスピンの回転が強い選手というと スペインのラファエル・ナダル選手が有名です。 左利きのナダル選手は、チャンスがあれば回り込んでフォアハンドで強烈な回転のストロークを打っていきます。 ナダル選手は、 下半身からの運動連鎖の力を上手く使って、体の回転によるパワーを生み出し、スイングスピードを上げることでボールに強い回転を掛けています。 こうしたトップスピンストロークが、どのようなものなのかを説明していきます。 トップスピンと言えば、ナダル選手の強烈な回転が有名 画像 Instagram トップスピンストロークとは トップスピンストロークは、現代テニスではプレーの中でもっとも使用頻度の高いショットです。 どのようなボールであるかというと 飛んでいく方向に転がっていくような順回転 ドライブ回転 が強くかかったボールです。 打ったボールが回転に伴う空気抵抗によって下方向に曲がって落ちていくため、着地点が短くなります。 ラケットの反発力が大きくなり、かつ軽量化が進んだことで、一般のプレーヤーでもスイングスピードを上げて速いボールが打てるようになりました。 けれども、速いボールはアウトになる確率が高いため、ボールに強い順回転を掛けてコートに収める技術が重要になりました。 そこで、トップスピンがストロークショットでよく使われるショットとなったのです。 現代テニスのクロスラリーの動画を紹介します。 ほとんどのショットをトップスピンで打っています。 トップスピンの軌道 トップスピンは、高い軌道で打ち上げられた後に相手コートに急激に落ちます。 コートにバウンドしたあとは強い順回転によってボールが勢いよく伸びていくので、相手にとって打ちづらいボールとなります。 強い攻撃的なボールを打っても、コートに収まるのでミスになりにくくなります。 「縦方向」のボールの軌道の変化で スピードもパワーも得ることができる 昔テニスの打ち方では、強いボールを打つためには前方向に体重を移動させて打つフラットなドライブボールが主流でした。 速くて強いボールを打とうとすると球足が長くなってアウトしてしまいますし、アウトしないようにしようとするとボールスピードを抑えることでコントロールしていました。 イースタングリップ、セミウエスタングリップ、ウエスタングリップでのフォアストロークの打ち方の違いがわかります。 昔と今では、ラケットの変化でテニスは大きく変わっています 反発性が大きくなってボールに大きなパワーを与えることができる。 軽くなって楽に速く振れるためトップスピンが掛けやすい。 強い回転がかけられ、なおかつ高速のボールを打てるようになった。 反発力が今のラケットに比べて低い。 重くて速く振れないためスピンを掛けづらい。 回転をかけるとスピードが落ちてしまう。 速いテンポとするために、サーブ&ボレーのプレースタイルが流行した。 ラケットは最新のモノを使っているけれど、昔のままの体の使い方で打っていたり、 今のテニスが以前とは違っているのはわかっているけれど、 「 どのように打ったらいいのかわからない」 「 昔テニスと今のテニスが混じってしまう」 という方は、まずは体の使い方を覚えるようにしていきましょう。 下の動画では、腕の力ではなく体全体を使った打ち方と練習方法を説明しています。 トップスピンを使えるようになると手に入るもの トップスピンの特徴~縦方向の回転が掛かるので、ボールが ネットを越えてから大きく沈んでいきます。 さらに、トップスピンをベースとして、それを応用して回転量、スピード、方向性をコントロールすることで様々なボールを打つことができるようになります。 ・高い山なり軌道のロブ ・角度のついたアングルショット ・肩くらいの高さのボールを強打する ・相手の足元に沈ませる ・ネットの上を低く越えるパッシングショット などなど・・・ トップスピンを使った色々な打球の「 バリエーション」が手に入るようになります。 肩くらいの高さでも打ち込むことのできるストローク 画像 これまでフラットボールが主体であったベテランプレーヤーの方は、ボールコントロールは優れていると思います。 さらにトップスピン系のショットを使うことでボールの高低差をつけることができて、ゲームプランの幅を広げられます。 スピンを使いこなすことで空間をより広く使っていくことが可能になります!! 空間がうまく使えるようになれば、攻めも守りもう上手くなります。 トップスピンストローク フォアハンド の打ち方 あなたもトップスピンをかけて打ってみたいと思うようになってきたでしょうか? トップスピンをかけることによってボールがコートに入りやすくなり、回転が掛かっているため着弾してから伸びるボールになります。 よくある勘違い あなたのトップスピンストロークは、回転はかかっているけれども、軽いボールになっていませんか? 回転を掛けようと思ってボールの上側をこするような形の「かすれた」当たりで打っていると、球に威力が出てきません。 こすりあげて打つとラケットヘッドがまわりすぎてしまい、回転はかかるけれどもボールに推進力がなく、早く落ちすぎて伸びもない球になってしまいます。 ラケットとボールの関係が下の絵の上側の絵のようになっているということです。 回転はあるが推進力が弱い 回転も掛かって強い勢いがある これが正解!トップスピンの打ち方 覚えて欲しいのは、無理にスピン回転をかけようとするのではなく、ラケット面はフラットにしっかり当てて、なおかつ回転がかかるようなラケットの振り方です。 「かける」ではなく、「かかる」が正解です。 上で見ていただいたイラストの下側のイラストのように、回転も掛かって強い勢いがあるスイング軌道です。 ボール軌道の下からラケットがまっすぐ入っていき、ボールを打ちたい方向に対して直角な面でボールを打ってから、ラケット面を相手に向けたまま回転させるような打ち方です。 それによって、しっかりした回転が掛かってかつスピードのあるボールとなり、着弾してからもボールが伸びていきます。 ボールの下側からラケットが入っていく ボールの真後ろを打つ そこから、ふくらんでいく こちらの動画を参考にして下さい。 トップスピンストロークの説明と、しっかり当たりを出した打ち方とかすれた打ち方の比較があります。 スイングの軌道イメージ トップスピンを打つ時のスイング軌道のイメージについてです。 こちらも、いい例と悪い例で説明します。 ラケットヘッドを回して、スイングで回転をかけることは必要なのですが…。 下の画像のように、「 ラケットの面が返ってしまう」とヘッドが回り過ぎてしまい、インパクトでラケット面が安定せず精度の低いショットになります。 また、ボールに強い勢いを与えることができません。 やっていただきたいのは、「 体はまわすが、ラケット面を返さない」動きです。 外に向かってラケット面を出していくことで、ボールの真後ろをしっかり押すことができるようになります。 さらに、スイング軌道について説明します。 下の画像のように、自分の手のひらを相手に見せるようにずっと外に向けていきながら返していく動きを目指してください。 この動き方を 「パームアウト」といいます。 フィニィッシュで手の平を前に向けること 手の平を相手に見せる インパクト フィニッシュは手の平を外へ フィニィッシュは、自分の体に巻き込むようにします。 このラケット面が常に相手を向いている動きで、ボールに強い推進力を与えられますし、自分の打ちたい方向に対して面が崩れないで安定したボールが打てるようになります。 強い威力のあるトップスピンを打つコツは、「 体はまわすが、ラケット面を返さない」です。 面を外に向かって振りながら、面の方向はずっと前を向いた状態のままとなります。 こちらの動画を参考にして下さい。 スイング軌道の説明とダメな例、パームアウトの例があります。

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テニスフォアハンドストローク【ポイントわかりやすく解説】

テニス フォアハンド ストローク

こんにちは、テニスコーチの高田です。 今回は、フォアハンドストロークの打ち方について解説をします。 テニスにおけるフォアハンドストロークの役割から理想的なフォームを導き出し、プロテニスプレーヤーの動画と連続写真をお手本として分析・図解し、打ち方を身に付けるために必要な練習方法について言及したいと思います。 フォアハンドストロークはテニス初心者のほとんどが最初に習うショットであり、全てのテニスプレーヤーにとってプレーの中心となる基本のショットです。 そのため、理にかなったフォームをしていなければ安定感やスピード・回転量(スピン)などの威力が落ち、試合の主導権を握ることが難しくなります。 あなたは今の自分のフォアハンドストロークに満足していますか? なかなか安定しない。 スピードが出ない。 トップスピンのかけ方がわからない。 もし、このような課題を感じているならば、この記事を最後まで読み、実践することで改善されること間違いなしでしょう! では、内容に入っていきましょう。 テニスにおけるフォアハンドストロークの役割とは? まず、本題に入る前にそもそもフォアハンドストロークはどのような役割を担うべきショットなのかを考えてみましょう。 なぜなら、テニスにおいて「技術」は「戦術」を遂行するための手段であり、「戦術」は試合に勝つための手段に過ぎないからです。 どうしても練習というと技術を身に付けることが目的化してしまい、本来のあるべき目的を見失いがちです。 その技術を身に付けてどのように使うのかを最初にはっきりさせておかないと間違ったゴールに向かってスタートをきることになるのです。 フォアハンドストロークは、テニスにおいて主に攻撃・中間・守備の全ての状況において多彩なバリュエーションをもたらす役割を持ちます。 ほとんどの方がフォアハンドストロークを片手で打つと思います。 そのため、スイング運動の自由度が高いので、スイングにアレンジを加えやすい=回転・スピード・コース等の変化をつけやすいのです。 もちろん、安定性との両立が大前提です。 つまり、フォアハンドストロークでは、安定して様々な種類のショットを繰り出せるようなフォームを身に付けることがテニスの道理に合った打ち方だと言えるのです。 テニスのフォアハンドストロークの理想の打ち方のポイントとは? では、「フォアハンドストロークの理想的なフォームに必要なポイントとは?」という本題に入りたいと思います。 僕は、打ち方のチェックポイントとして、以下の3つの要素を大切にしています。 再現性が高いフォームであること• エネルギー効率の良いフォームであること• 状況に関わらず効果的なショットを生み出せるフォームであること では、これらを頭の片隅において具体的な打ち方の解説をしていきましょう。 (以下は、右利き片手打ちのフォアハンドストロークと仮定して解説します。 テニスのフォアハンドストロークの身体の使い方(運動連鎖) 理想的な打ち方では、効率的なエネルギーの伝達が出来る身体の使い方が求められます。 足の蹴り上げによって地面から受けた反作用のエネルギーをいかにロスせずにボールへ伝えるか、運動連鎖を理解することが重要です。 厳密に運動連鎖を定義すると説明がややこしくなるので、ここではラケットスイングというのは単に1つの部分動作で成り立っているのではなく、全身の各部分の動作がコラボレートすることで生み出される複雑なものであると理解していれば大丈夫です。 この運動連鎖を上手く行うために大切なのは「体重移動」、「身体の回転」、「適度な脱力」です。 スイングのエネルギーは並進運動と回転運動によって生まれます。 そのため、軸足(右足)から踏み込み足(左足)への体重移動と背骨を軸とした身体の回転が重要です。 特にフォアハンドストロークに関しては、右肩が後ろにあるため身体の回転がポイントになります。 つまり、身体を回転しにくいスクエアスタンス(軸足と踏み込み足がサイドラインと平行に位置する)やクローズドスタンス(軸足よりも踏み込み足がフォアハンド側に位置する)ではなく、身体を回転させやすいオープンスタンス(軸足よりも踏み込み足がバックハンド側に位置する)で打球動作に入るべきです。 厳密には、両足が完全に横に並ぶようなオープンスタンスとスクエアスタンスの中間(後ろから前への体重移動と身体の回転が両立しやすいスタンス)が理想です。 軸足の股関節を内転(内側に折り込む)させ、軸足の蹴り上げによる踏み込み足への体重移動と股関節の外転による背骨を軸とした身体の回転によって大きなエネルギーを生み出すのです。 あとはこのエネルギーを効率よくボールに伝えることが重要です。 このときに運動連鎖を阻害するのが「力み」です。 体幹部や腕に力みがあると、エネルギー伝達におけるブレーキの役割を果たし、足腰から伝わってきたエネルギーの伝達を止めてしまいます。 例えば、手首をこねるように使ったり、手首の返しを使ったり、腕を捻るように使ったり、肩に力が入り脇が空いたりすると、いわゆる「手打ち」の状態になります。 これでは力のあるボールを打てないだけでなく、手首や肘や肩を痛める原因にもなります。 そのため、スイングの安定性を保つために関節角度を固定する以外の力は抜きましょう。 このように、軸足から踏み込み足への体重移動と股関節の内外転による身体の回転で大きなエネルギーを生み、適度な脱力によってそれをロスなくボールまで伝えることが重要なのです。 テニスのフォアハンドストロークの打点の取り方 理想的な打ち方では、どのような状況でも効果的なショットを確率良く打てる打点が求められます。 テニスでは、打点で打球方向・スピード・回転方向・回転量(スピン)などのショットの良し悪しが全て決まります。 打点は、地面と垂直からわずかに下向きのラケット面で重心よりも前(ネット側)で取ることが重要です。 なぜなら、ボールを相手コートに返すためには先に述べたラケット面の角度になることが合理的だから、人は身体の前面側でなくては効果的に力を発揮することが出来ないからです。 前者は、そのままなのでこれ以上の解説は必要ないと思います。 ラケット面はボールの入射角と反射角を踏まえて、先に挙げた角度でボールと衝突することが理想的です。 後者は、なにか物を押す場面を考えるとわかりやすいでしょう。 人は必ず肩-肘-手が身体の前側(視界に入る空間)に位置する状態で物を押すでしょう。 なぜなら、身体の前側が1番力を発揮しやすいことを知っているからです。 肘が背中の後ろ側に入り、打点が重心よりも後ろ側になると大きなロスになってしまうのです。 また、打点の高さや遠近はグリップの握り方によって変わるので、一概には言えませんが、グリップの握りが厚いほど高い・近い、グリップの握りが薄いほど低い・遠いになります。 このように、ショットの全てを決める打点は地面と垂直からやや下向きのラケット面が出した左手を目印として身体の前側(ネット側)で取るようにすべきなのです。 テニスのフォアハンドストロークのグリップの握り方 理想的な打ち方では、どのような状況でも効果的なショットを確率良く打てるグリップの握り方が求められます。 テニスでは、グリップの握りは許容範囲内に収まっていることが重要です。 グリップの許容範囲は、イースタングリップからセミウェスタングリップだと考えています。 根拠としては、手首や肘などの関節やその動きに関与する筋肉に無理なく理想的な打球面を作りやすいことが挙げられます。 それ以上薄いコンチネンタルグリップやセミイースタングリップ、厚いフルウェスタングリップで理想的な打球面を作るために、手首を背屈・掌屈させたり、肘を曲げ伸ばししたりして、複雑な関節角度に固定しなくてはいけなくなります。 また、小指がグリップエンドのヒール(グリップ下端の出っ張り)から外れるような握り方をしている人を見かけますが、面感覚が不安定になるのであまり感心しません。 小指がヒールにかかるように握りましょう。 つまり、シンプルに理想的な打球面が作れる=確率良く狙ったところにボールを打てるので、グリップの握りは先に述べた許容範囲内に収めるべきなのです。 テニスのフォアハンドストロークのテイクバックのやり方 理想的な打ち方では、どのような条件下でも確率良く適した打球面が円滑な運動連鎖によって出てきやすいテイクバックが求められます。 テニスでは、テイクバックは再現性の高いシンプルな構造であることが重要です。 テイクバックは左手をラケットに添えてリラックスした自然な構えの形から軸足の股関節を内転することで終了するのが理想です。 手でラケットを引くのではなく股関節から生まれる自然な上半身のターンで横向きがつくられるべきなのです。 手でラケットを引く=手でラケットをスイングすることになるので、先に解説した身体の使い方や打点が破綻しやすくなることは明らかでしょう。 つまり、テイクバックは手で引くものではなく、軸足のタメと同時に起こる上半身のターンによって起こるものなのです。 テニスのフォアハンドストロークのスイングのやり方 理想的な打ち方では、どのような条件下でも確率良く適した打球面が円滑な運動連鎖によって出てくるスイングが求められます。 テニスでは、スイングはシンプルかつスムーズであることが重要です。 フォアハンドストロークのスイングはグリップの握り方によって違い、厚いグリップの手首や肘の角度がテイクバックからフォロースルーまで曲がったまま変わらないダブルベントと、薄いグリップのテイクバックから打点に向かって鞭のようにの肘が伸びていくストレートアームの2種類があります。 これはどちらも理想的なラケット面をエネルギー効率よく出すために理にかなったスイングです。 もちろん、どちらも適度な脱力が前提条件であり、ガチガチにスイングを固めてはいけません。 つまり、グリップの握り方によって打球時のラケット面を作るための関節角度は変わるため、スイングの方法もそれに応じて変わるのです。 テニスのフォアハンドストロークのフォロースルー(プロネーション)のやり方 理想的な打ち方では、どのような条件下でも理想の打点でエネルギーが最大化するためのフォロースルーが求められます。 テニスでは、フォロースルーはスイングの惰性で行われることが重要です。 打球後のフォロースルーではどのような動きをしても、打球に影響を与えることは一切ありません。 しかし、テイクバックから打点までのスイングの軌道や運動連鎖を崩さないためにも、フォロースルーで何か随意的なアクションを起こさずに、自然と腕がプロネーション(回内)していくことが重要です。 ボールのスピンやスピードを増そうとしてワイパースイングをしたり、ラケットを横に払うようなスイングをしたりと無駄な動作を付け加えようとすると力みが生じ、そこまでのスイングが破綻してしまうのです。 つまり、運動連鎖によってテイクバックからスイングがスタートしたらラケットが振り切られるまでなにもしないことが重要なのです。 このようなポイントに気を付けて、自分に合った打ち方が出来るようになると、いわゆるエッグボールと呼ばれるような安定感と威力を両立した重いボールを軸に、様々な変化をつけられるフォアハンドストロークになるのです。 プロテニスプレーヤーのフォアハンドストロークを動画・連続写真で解説 言葉だけではわかりにくい部分も多々あるので、ここからはプロテニスプレーヤーのフォアハンドストロークのスロー動画・画像をお手本に解説しようと思います。 (以下の動画・画像は全てYoutubeから引用しています。 ) 今回取り上げるプロテニスプレーヤーは、グリップの薄いロジャー・フェデラー選手とグリップの厚いノバク・ジョコビッチ選手です。 まずは一度スロー動画をみて、その後連続写真の解説を読むとわかりやすいと思います。 ロジャー・フェデラーのフォアハンドストロークの打ち方を動画・連続写真解説 ロジャー・フェデラー選手のフォアハンドストロークはグリップの握りが比較的薄め(セミイースタン~イースタン)で、芸術的なショットを操るオールラウンダーです。 では、連続写真でテイクバック~フォロースルーまでをみていきましょう。 テイクバックは、軸足の股関節の内転と自然な上体の捻りによって行われていることがわかります。 テイクバックから打点へのスイングは、テイクバックの肘の角度から打点の肘の角度へと鞭のように使っていることがわかります。 適度に脱力出来ているため、ラケットの慣性によってグリップエンドから打点に向かっていきます。 打点では、ラケット面がほぼ地面と垂直になっていることがわかります。 また、肘はスイングの加速に伴って自然に引き伸ばされ、手首は安定した角度を保っています。 (良くボールをみています!) フォロースルーでは、1度打点で伸びた肘がまた緩んでいることからリラックスしてスイングの惰性で振り切られていることがわかります。 ノバク・ジョコビッチのフォアハンドストロークの打ち方を動画・連続写真解説 ノバク・ジョコビッチ選手のフォアハンドストロークはグリップの握りが比較的厚め(セミウェスタン~フルウェスタン)で、機械のように正確なショットを繰り出すベースライナーです。 では、連続写真でテイクバック~フォロースルーまでをみていきましょう。 テイクバックは、軸足股関節の内転と上体の捻りによって行われていることがわかります。 テイクバックから打点へのスイングは、テイクバック・打点のときの肘の角度を保ったまま加速していきます。 適度に脱力出来ているため、ラケットの慣性によってグリップエンドから打点に向かっていきます。 打点では、ラケット面がわずかに下向きになっていることがわかります。 また、肘・手首はテイクバックから安定した角度を保っています。 フォロースルーは、リラックスしてスイングの惰性で肩まで振り切られています。 このように、プレーヤーのグリップの握り方によってフォームやプレースタイルに違いが出てくるのです。 テニスのフォアハンドストロークの練習メニューと意識すべきこと では、このような理想的なフォアハンドストロークの打ち方を身に付けるためにはどのような練習方法と心がけが必要なのでしょうか? 僕は技術練習には、以下の3つの段階があると考えています。 学習段階(技術を学ぶ):新しい技術動作を身に付ける。 自動化段階(技術を定着させる):身に付けた技術動作が意識せずにできるようになる。 応用段階(技術を使いこなす):様々な状況下で技術を効果的に使えるようになる。 では、それぞれの段階でどのような練習メニューと意識が必要なのか解説していきましょう。 学習段階 学習段階では、正しく新たな技術を身に付けることが目標なので、負荷のかからない状況で丁寧な練習をすることが重要です。 練習メニューとしては、素振り、球出し(手出しもしくはネットを挟まないラケット出しをその場で行う)、ミニラリーがおすすめです。 素振りでは、正しい動作を身に付けるために、ビデオで撮影して動画で振り返りをするようにしましょう。 最も負荷の少ない練習メニューなので、感覚と実際の動きの差がなくなるまで丁寧に繰り返すことが重要です。 球出しでは、その場に簡単なボールを出してもらい正しい動作でボールを打てるようにしましょう。 ボールが入っても素振りと同じ動作が出来るように丁寧に反復することが重要です。 ミニラリーは、多少負荷がかかるチャレンジメニューなのでこの段階では上手く出来なくても構いませんが、ラリーの感覚を身に付けましょう。 相手からネットを越えてくるボールに対して、正しいスイングが行えるタイミング・距離で近づけるフットワークを意識することが重要です。 このように、学習段階では正しい動きを覚えて、何度も繰り返し反復するような練習をすることが重要です。 その場の球出し(ラケット出し)で正しい動作を出来るようになったら、次の段階に進みましょう。 自動化段階 自動化段階では、身に付けた技術を定着させることが目標なので、負荷のかからない状況と負荷のかかる状況を混ぜて練習することが重要です。 練習メニューとしては、素振り、球出し(ネットを挟んだラケット出しをその場・左右前後高低(規則的・ランダム)の動きのなかで行う)、ラリー(ミニ半面・ロング半面・ルール付き1面)がおすすめです。 素振りでは、正しい動作を身に付けるために、ビデオで撮影して動画で振り返りましょう。 負荷のかかる練習をしていると動作が崩れることがあるので、素振りで調整をすることが重要です。 球出しでは、負荷の少ないその場、負荷のかかる左右前後高低(規則的)、更に負荷のかかる左右前後高低(ランダム)を混ぜて行いましょう。 負荷をコントロールして、身に付けた技術の強度を高めていくことが重要です。 その場の球出しは素振りと同じく調整に使うと良いでしょう。 ラリーでは、半面のミニ・ロングラリーでは身に付けた技術を球出しよりも更にランダムな状況でも使えるようにしましょう。 1面のルール付きラリーではルールに従った規則的なプレーの中で1面を動いても使える技術を身に付けましょう。 このように、自動化段階では負荷を加えて技術の強度を高める練習、丁寧に調整を行い技術の正しさを保つ練習を両立して繰り返すことが重要です。 ラリーでも正しい動作を連続して行えるようになったら、次の段階に進みましょう。 応用段階 応用段階では、様々な状況で身に付けた技術を使いこなすことが目標なので、試合と同じもしくはそれより大きな負荷のかかる状況で練習することが重要です。 (ただし、技術は生ものなので崩れてきた場合は負荷のかからない状況での練習で修復・強化することが必要です。 ) 練習メニューとしては、素振り、球出し(ネットを挟んだラケット出しを左右前後高低(規則的・ランダム)の動きを入れて行う)、ラリー(ルール付き・フリー1面)、練習試合がおすすめです。 素振りでは、正しい動作を身に付けるために、ビデオで撮影して動画で振り返りをしましょう。 負荷のかかる練習をしていると動作が崩れることがあるので、素振りで調整をすることが重要です。 球出しでは、負荷のかかる左右前後(規則的)、更に負荷のかかる左右前後(ランダム)を混ぜて行いましょう。 自動化段階よりも走る距離やテンポを変えることで、更に負荷をかけることが重要です。 1面のルール付きラリーではルールに従った規則的なプレーの中で1面を動いても技術が使えるように、1面のフリーラリーでは試合と同じように戦い方を意識しても安定したパフォーマンスを発揮できるようにしましょう。 1面のラリーでは、試合と同じもしくはそれよりも大きな負荷のかかった状況下でも、効果的なボールを打てるようにすることが重要です。 練習試合では、試合中の状況判断に応じて効果的なショットを繰り出すことができるようにしましょう。 試合では、打ち方ではなく戦術の変更やとっさの状況変化に臨機応変に対応することができる技術が身に付いているかを試すことが重要です。 このように、応用段階では更に負荷を加えて技術の強度を高める練習、戦術を試す実践的な練習を行うことが重要です。 また、打ち方を身に付けることが練習のゴールにならないように、これらの段階全てでラケット-ボール-身体の扱いが上手くなるようなコーディネーショントレーニングやフィジカルトレーニング、セオリーや戦術理解を高めるようなタクティクストレーニングを併せて行うべきです。 このように、自分の習熟度合によって練習をコントロールすることが重要です。 いわゆる「伸び悩み」は、自分がすべき練習よりも強度が高すぎる・低すぎることによって起こるのです。 まとめ 今回は、フォアハンドストロークのテニスにおける役割・理想的な打ち方・練習方法について詳しく解説しました。 フォアハンドストロークは、試合の主導権を握るために欠かせない技術の1つです。 安定感とスピード・回転などの変化を両立することで、攻撃・中間・守備どの状況下でも効果的なショットを打つことができるでしょう。 「どのくらい練習すれば理想的なフォームが身に付きますか?」という質問には「その人によって異なります。 」としか答えることができません。 ただ、誰でも出来るまで練習し続ければ出来るようになることは確かです。 もし、あなたが本気で「上手くなりたい!」、「勝ちたい!」と思うなら、僕は全力で応援したいと思います。

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【保存版】テニスのフォアハンドストロークの打ち方(フォーム)

テニス フォアハンド ストローク

この記事の目次• ストロークの基本。 インパクトはフラット面で 「強くストロークを打ち込んでいきたい!」「スピードやパワーで押していきたい!」 早く、その方法を教えてとお思いかもしれませんが、スピン回転重視でこすりすぎのボールを打っていませんか? 基本の確認をすることは、何事でも大切です。 ストロークの基本がしっかりできていますでしょうか? まずはインパクトの面が真っすぐ、地面と垂直に当たるというのが第一のポイントです。 振った後にラケット面が下を向いてしまう「被った」状態ですと、振ってもボールは上がらないですし、上へ開いていたりするとそれだけ上に行ってしまって、ゆっくり振らなければ入らなくなります。 普通ストロークはボールが必ず一回上がって落ちないと入らないショットなので、 できるだけラケットは真っ直ぐの面でしっかり捉えるということが大切です。 インパクトのフラット面をつくる練習法 インパクトで真っすぐ当たった感覚をつかむための練習方法をご紹介します。 文章だけではわかりづらい方は、後ほどご紹介する動画もご覧ください。 二人一組になって、ラケットを置いた状態で練習してみましょう。 ラケットを使わずに、 素手だけを使うことで「面の感覚」を養っていきます。 1.ボールをサービスの時のトスを上げるような握りにして、インパクト時の手の形を作ってみてください。 2.そこから相手に対して、手を返しながら横に持って行けるようにして、相手に向かって投げてください。 ここで意識したいのは、できるだけフラットの面を作った手の形を覚えることです。 3.ここからテイクバックはせずに、インパクトの体の向きである正面を向いて、手がその横前にある状態から手を少し横に払うように投げてみましょう。 そんなに飛ばなくてもよいので、ボールがちょっと上にあがって向こうに飛んでいけばいいので、インパクトの面から手のひらがずーっと相手に向いている状態をつくって、腕をかえしていくようにします。 そうしていくと、振り終わりは肘が上がるはずです。 肘をちょっと出す感じで投げてみましょう。 スイングスピードを上げる いい当たりのフォアハンドを打ちたいのならば、スイングスピードを上げることです。 腕だけでスピードを上げることも出来ますが、安定性が落ちるという事と、腕だけで振っていると疲れてしまって長続きしなかったり肘や手首を痛めてしまったりするというデメリットがあります。 体を上手く使って、体の回しに沿ってラケットヘッドがしなって返るようになると、安定した当たりも出てきますし、安定したフォアハンドになっていきます。 体の回転をインパクトの直前で止めてラケットのヘッドスピードを上げる スイングスピードを上げるには、 ラケットの先をしならせてヘッドスピードを上げるようにします。 では、どのようにするか? 体をラケットと一緒にずーっと回してしまうのではなく、 「体が開かないように打つ直前で回転を止める」ことです。 そうすることでラケットが返ってヘッドが走る感覚が得られます。 素振りの時に、「ビュン」といった音が上手くいっている証拠です。 インパクトの時に体の開きを抑える意識で振ることで、音が鳴って、ヘッドスピードが上がっている状態となっているはずです。 秘密兵器? でスイングスピードを上げる練習法 面の当たる感覚とインパクトから先の感覚を練習しましたので、次は秘密兵器?を使った練習方法です。 先ほどの 「体が開かないように打つ直前で回転を止める」スイングをさらに極めていきましょう。 下の画像のようにラケットの長さで切ってあるホースを使って、これを振りながら先が走る感覚というのを掴んでみてください。 そして自分の背中にパチッと当たるところまで振ってください。 水平に近い「S字」のスイング軌道 次に、気をつけたいポイントはどのようなラケット面の動きについでです。 面の使い方としては少し伏せた面から起こしてきて返ってくるという 「S字」のスイング軌道になります。 ラケットを引くときに、ちょっと面を閉じ気味に入ってあげて、打球に向かってスイングしていきながら起こしていくという面の操作をしてみてください。 ラケットを引いた時に最初から面が開いていると、開いたものを戻そうとして被せてしまいがちです。 このS字の動きを水平に近いような形でさきほどやったホースをシュッと振る中でできるようにします。 「捻り戻しで止める感じ」も意識しましょう。 下の動画で「S字」のスイング軌道とは、どのようなものかを説明しています。 腕の力だけでも、そうしたボールを打っていくことはできなくはないですが、「安定性」が落ちてしまいますし、腕の力だけでは疲れてきてしまいます。 体を上手く使って、体を回すのに沿ってラケットがしなって、ラケットヘッドが自然にかえってくるような打ち方を覚えると安定した当たりの強いストロークを打つことができるようになってきます。 こうしたことが必要なのはなぜかというと、テニスは昔と変わってきていてボールのスピードを出す競技になりました。 ラケットが軽くて振れるようになり、反発も良くなってスイング自体が変わってきています。 相手が振り始めたら、自分も振り返して行かないと負けてしまいます。 昔のようにラケットを押していくような感じですと、ボールの威力に押されてしまいます。 つまり、自分もスイングスピードを上げて相手の球に対して負けずに打たないといけません。 最初はやろうとすると力むと思いますが、なるべくラケットをしならせるように全体の力を抜くことで振りは速くなります。 スイングを速くするには、体重移動はなるべく抑えて回転運動で打つことです。 その場で体の中心を軸にすっと速く回すことを意識します。 手を広げて回すと言うよりは、手を縮めて回してあげた方が瞬間的に速く回ります。 大きく振るのではなくて、自分の体をその場で小さく回してあげる事を心がけてみてください。 水平に近いスイング軌道になるには いい当たりということはフラットに近くなってきます。 かすれている当たりになってしまうとボールが伸びなくなってしまいます。 どうしても上に振り終わる方が多いですが、横に振り終わる水平に近いレベルスイングをしていきましょう。 体の回転方向とスイング方向を一致するようにします。 最初は飛び過ぎてしまっても気にせずに振っていきます。 そもそもスイングは真横に振ることができないものなので、 多少上方向になりますし、ラケット面がボールの少し下方向から入ればスピンもかかります。 フォアハンドストロークで意識したい 3つのポイント 大切なポイントは、ラケットがインパクトの位置で地面と水平になっていることです。 ラケットの先とグリップの位置までの距離を長くするように意識してラケットを長く使えるようにしましょう。 そうすることで遠心力が高まります。 ラケットヘッドを落とし過ぎたり、起こし過ぎたりしないように注意しましょう。 テイクバックではできるだけ面を少し閉じ気味にして、そこから起こしていきます。 捻り戻しの時に、ちょっと止めるつもりで左半身をブロックすることで、ヘッドが走るよう になります。 振り終わりは横に持って行けるようにしましょう ・当たる時のインパクトの面が真っ直ぐ ・出来るだけラケットの先とグリップの位置を長く使う ・捻り戻しのときに、ちょっと止めるつもりで左半身をブロック ラリー練習 これまで練習したことを練習仲間とのラリーの中でもやってみましょう。 お互いに決めごととして、できるだけフォアハンドで打つようにして、突っ込まないように意識して振っていきましょう。 今、練習していることはスイングスピードを上げることなので、ちょっと安定感がでないかもしれませんが、ラリーが続かないといけないからと遠慮してしまう「繋げる」という意識ではなくて、自分自身がいい当たりをお互いにするという意識で練習してみてください。 ただ、実際のラリーとなると、お互いに色々な球が来るのでどうしても荒れてしまうと思いますが、互いに練習できるように、つなぎ役と打つ役を決めるなどをすることで練習していきましょう。 まとめ 「 インパクトのフラット面」「 スイングスピードを上げる」「 スイング軌道を水平に振る意識」 この3つのポイントを行なうことで、ボールをつぶす、より強い当たりのフォアストロークが安定して打てるようになります。 これまでにやった練習のそれぞれの意味としては、最初にやった「手だけ」のスイングは、インパクトから先の動きです。 次の「ホース」を使ったスイングは、スイング全体の中の先を走らせる動きで、ラケットを使ったS字の動きはこの全体のスイング軌道の中での面の動きです。 そうしたところを意識していくことで、安定感とショットの威力が出てきます。 ポイントを抑えた打ち方のフォアハンドでボールをつぶして打っていき、相手を押していきましょう。 無料でテニスレッスンのメルマガを毎日読める!

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