めしにしましょう。 めしにしましょう(1) (イブニングコミックス)

小林銅蟲『めしにしましょう』が独特で面白い!文脈のあるグルメ漫画

めしにしましょう

漫画家とアシスタントの二人組が締め切りに伸吟しながら食事に傾倒していく。 いや、アシスタントが作家を引きずっていく。 ツッコミは入っても作る料理は驚異の逸品です。 割と多いのは風呂を使った低温調理です。 60度強の湯温でビニール袋に厳封した肉を入れてじっくり火を通すと、タンパク質が固まり過ぎないで同時に細胞壁が壊れてうま味が出る。 ただ、この温度で風呂を沸かすと釜がいかれるのでそうそうやっていい話でもない。 普通は低温調理用のヒーターを使う。 とはいうものの、このダイナミックな調理はマンガならではの迫力です。 絵にするからにはこのくらい思い切ったことをした方が面白い。 それと鼈の調理は読む者が引くほどの迫力です。 こればかりは一生やる機会はないというか、やりたくないので漫画での疑似体験が限界です。 作者が水産系の大学を出ているらしく、食材の扱いが生物学や解剖学を踏まえた人らしい論理性があります。 それと各話の最後の概念図が理系らしさが現れています。 意外なくらい分かりやすいのでこれは見習いたい。 絵は荒く見えますが計算ずくの線の走りだと思います。 面白さは格別です。 グルメ漫画が一大ブームとなり、多岐にわたるジャンルが出ているけれども、案外ちょっと調べたらネットや本に似たものレシピが載っていることもしばしばで、食傷ぎみでした。 そんな中、お世辞にも表紙が煌びやかでもなく、しかも、ご飯を 「めし」と書いてあるこのタイトルは、kindle版で無料にも関わらずなんとなく敬遠してました。 しかし、手をつけて、文字通り食わず嫌いだったと感じています。 この作者さん、ガチの料理好き、いや、マニアです。 脳髄に訴えかけるレシピを、さらりと工夫を凝らして掲載されてますが、なかなかご自身でこんな食材のあんなレシピは組み立てられないですよ! ただのアシスタントにしてはおかしい…と感じて、巻末に紹介されていた作者さんのブログを検索しましたが、………あっ、、 っとなりましたね。 常人の感性ではないです。

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漫画メシを再現!めしにしましょうに登場する肩ロース氏をつくってみた

めしにしましょう

こんにちは、メシ通編集部です。 さて、本連載「蟲通」の第2回目。 銅蟲先生、お久しぶりです! 今日は寒い冬に食べたくなる鍋料理を教えてもらいにきました。 ・・・・・・・・・(無)。 あの、ところで、 劇的に、 髪型変わってませんか? 髪の長さで人格の荒廃の度合いをあらわしています。 と障子の向こうには今回の調理をサポートいただくアイドルの姿が…… その正体は、 地下アイドルの姫乃たまさん! うはー、本物の銅蟲さんだ。 『めしにしましょう』読んでます。 とても最高です。 今日は実写版めしにしましょう、楽しみにしています。 ありがとうございます。 「どうぶつタワーバトル」をしましょう。 あと今日は強い鍋を作ります。 本日のゲスト:姫乃たま(ひめのたま) 地下アイドル/ライター。 1993年 2月 12日、都生まれ。 16才よりフリーランスで地下アイドル活動を始め、ライブイベントへの出演を中心に、文筆業も営む。 音楽ユニット「僕とジョルジュ」では、作詞と歌唱を手がけており、主な音楽作品に『 First Order』『僕とジョルジュ』『もしもし、今日はどうだった』、著書に『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー社)がある。 スーパーで売っている鯛(タイ)のアラを用意。 これが出汁の一番手に。 水で、アラについた血や汚れを洗い落としていきます。 血や汚れを落としたら、最後にお湯をかけて、 臭みを取る! しまった。 カメラ写りを気にして変な持ち方をしてしまった。 お湯は物体が変化しますからね。 やばいと思います。 出汁作りの二番手は、鶏ガラ。 これもスーパーなどで手軽に入手できるものです。 こちらも水で丁寧に洗って汚れを落とし、下処理します。 ある程度洗ったあとは料理用ハサミで、 手頃なサイズに切る。 それが海外製の超強力ミキサー 「Vitamix」なのである! 「Vitamix」は海外でスムージー生活な皆さんに人気があります ね。 粉砕能力がきわめて高く、 本来できないことが可能になるので裏面に行ったような気持ちにな ります。 二馬力で粉砕すると聞きました。 さっき下処理した鯛のアラ&鶏ガラを「Vitamix」の容器へ、 投入。 さらにかつお節も用意。 これは、かつお削り節の「厚削り」という、厚みのあるタイプ。 これも投入。 そしてミキサーのスイッチを ON!(ものすごい音がしてます) 料理とは思えない音がしますね。 林業みたいですね。 音の変化で中がどれくらい粉砕されたのかなんとなくわかります。 がしかし、それだけに、 圧がすごい。 ミキサーで粉砕中の食材が上にせりあがってくる力がとんでもなく強いわけで。 そこで、このアイテムの登場。 なんでしょうか、このポリスが持ってるこん棒みたいのは? ご覧のとおり、上にせり上がってくる内容物を下へ押し戻すために使う、付属スティックなんです(正式名称はタンパーといいます)。 こんな感じで、 なるべく粉砕されるように、こん棒……じゃない、タンパーで下へ押し戻す! いよいよ出汁を取る そんなふうにして出来上がったのが、 意外にも、スライム感のあるピンク色。 これが出汁のもとになります。 そこに取り出したのが、巨大な袋。 おっ、ごみ袋ですか。 「だしとりサンエース」と言う袋です。 今回はこれを使って巨大だしパックみたいなのを作ってみましょう。 この巨大な出汁パックにピンクのスライム……じゃない、出汁のもとを入れて、 鍋で、 煮ながら出汁を取ります。 なんだか大がかりに見えますが、あくまで鍋用の出汁です。 待つこと30分程度。 だんだん煮立ってきました。 アクを取り除き、 さらに臭みを取るためのネギとショウガを投入。 約1時間後、すっかり出汁も取れた様子なので、巨大出汁パックはお役御免。 そこに醤油をドバドバと。 そして砂糖も投入。 ついに、 出汁が完成。 なんかドス黒っ!! あれだけ手間をかけた黄金の出汁が土色に……。 でも、とってもおいしそうな香り……。 色が濃いとだいたいうまいですよ。 いま考えましたけど。 鍋の具材を切る ここからは鍋の具材を用意。 この鍋になにがどれくらい合うか、振れ幅を知りたいので、 いま自分が食いたい食材を雑にチョイスしました。 銅蟲先生イチオシの食材は、 ん? それ、まさか……。 「パル」でも紹介されていた、 みる貝だ! 地下アイドルが、みる貝を…… 結局、銅蟲先生がさばいてました。 うおっ、これマツタケっすか? リッパな真鱈(マダラ)の白子まで。 豪華! いざ実食 そんなこんなで、 小林銅蟲先生、特製鍋の完成です。 具材は、 みる貝に、 マツタケ、サシの入った高そうな牛肉、野菜。 そして 痛風鍋かよ! とでもいいたくるような海の幸。 銅蟲先生、この鍋ってどうやって食べるんですか? しゃぶしゃぶ的に食えるやつはそのように、 よく煮た方がいいものはよく煮てみましょう。 まずは鯛のお刺身をしゃぶしゃぶで。 なんとぜいたくな。 もちろん、 うまくないわけが、 ない! 断じて、ない!! ぎゃー、顔が溶けた! ばかになる! ばかになるおいしさ!! 鶏の風味が……魚の風味が……おががが。 『クッキングパパ』に載っている九州の郷土料理「さしつけ鍋」 を僕が自分の漫画でアレンジしたもの、をアレンジしたものです。 案外なんとかなってますね。 作者のうえやまとち先生には漫画で使ったことを報告しました。 安心してください。 隣人登場(お約束) 宴も盛り上がりつつあるそのとき…… コタツから手が。 ん? え? むくりと出てきたのは、 (設定上)隣に住んでる、 パリッコさんだー。 小芝居もそこそこに、フツーに鍋で宴会してる風景になっちゃいました。 コタツで鍋つつき合うのってやっぱ最高に楽しいすね。 こんなしゃぶしゃぶ食べたことない! 普段しゃぶしゃぶって「タレ」を重視しがちですけど、これは火を通した時点で食材が濃厚なうま味と味をまといまくっていてタレがいらない。 別次元〜! うますぎて前のめりになるパリッコさんも、そうそう他の食メディアではそうそう見られまい。 しかし『めしにしましょう』の擬音って独特だと思ってたんですけど、 銅蟲さんの料理って本気で「バキャッ」とか「メキャメキャ」みたいな音がするんですね。 そこに感動しました。 音というか、 場の状況と自分が感じたことがまるごと結晶して擬音になるんでし ょうね。 よくわかりませんが。 料理のスケールがもう一般家庭のそれと全然違うわけですけど、 事実は漫画よりも奇なりというか、シェアハウスで大人数向けに作っていたのが 銅蟲料理の原点だと知って、非常に納得しました。。 シメはそばで シメはそばで。 もちろんうどんでもいいそうです。 つけそば感覚で食べるんですが、これがもう極上の味(すき焼きみたいに卵につけると最高なんですが、食べるのに夢中で卵を投入することを忘れてしまいました)。 もともと濃厚な出汁に食材から出たうま味も加わって、もはや飽和状態のスープ。 そこにそばを? 最高に決まってます! さっきのだしパック的なものはまだ二番だしが取れると思うので、 欲しい方はどうぞ。 いいこと聞いた! とパリッコさん。 え、どこ行くんですか? パリッコさーん。 帰っちゃった。 出汁持って……。 そんなわけで、 お二人、今回もありがとうございました。 【おまけ】 ガチで銅蟲作品を愛読している姫乃さん、うれしさのあまり記念撮影&自前のコミックにサインもらってました。 こちら「蟲通」初回の模様です。 合わせてどーぞ。 小林銅蟲先生と姫乃たまさんの サイン入り色紙プレゼント! 小林銅蟲先生と姫乃たまさんのサイン入り色紙を、抽選で2名様へプレゼントいたします! プレゼント内容• サイン入り色紙:2名様 応募方法• 『メシ通』公式Twitterアカウント()をフォローする(すでにフォローしている場合も対象)•

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冒涜的にうまい! マンガ『めしにしましょう』作者・小林銅蟲式「ウニの絹かけ丼」の作り方

めしにしましょう

肩ロース氏 なんのことかわからない人もいると思うので説明します。 肩ロース氏という料理名です。 旨いので敬称がついているそうです。 まあ、名前はどうでもいいんです。 10話収録されているので、10品以上の料理が登場するのですが、沢山あるなかにも、 これはうまいのか?と思うものと、 これは絶対うまい!って思うものがあります。 肩ロース氏は後者。 豚肩ロースブロック• オイスターソース• しょうが• にんにく• ごま油• 片栗粉 豚肩ロースブロック意外はタレですね。 漫画によるとすべてを強目に効かせるのがポイントらしいです。 分量とかは書かれていません。 では、さっそくつくってみましょう。 作り方 今回つかった豚肩ロースブロックはコストコで購入したもの。 こやつを使います。 2kgは流石に食べきれないので1本だけ。 測ってないですが、600-700gくらいですね。 必要ないので糸をはずす チャーシュー用に糸巻いてくれてますが今回は不要なので外します。 脂身を削ぎ落とす 脂身はしつこいので削ぎます。 これは、肩ロース氏を焼く時の油として使います。 肉を厚め、食べやすいサイズに切る この料理がやたら美味しそうに感じた理由が肉の厚み。 作中では1cmと言われてますが、火の通りを考えたら若干日和りました。 7-8mm。 調味料を全部混ぜる 作中では分量は書かれていないのですが、一応今回作ったときの量を書いておきます。 醤油50ml• 酒100ml• オイスターソース大さじ1• 砂糖大さじ2• しょうが1片• にんにく1片• ごま油 入れ忘れ さて、酒ですが片栗粉でネリネリにコーティングされてしまうのでなかに染み込んだアルコールが飛ぶのか心配です。 子供も食べるので。 なので酒と醤油と砂糖だけ混ぜて先に煮立たせてアルコール飛ばし、軽く冷ましてから他と混ぜました。 肉を入れてタレを揉み込む 容赦なく揉み込みます 特に寝かせたりはせず。 切り落とした油をひき肉をやく 先ほど切り落とした脂身を炒めます。 油を程よくだしたら、取り出して肉を投入。 このままでは焼けないので、フライパン一面に綺麗に分布させます。 片面が程度焼けたらひっくり返す 焼けたらひっくり返します。 作中では片栗粉のノリの役目をして全体がくっつくのでまとめて返せると書いてあしたが、溢れ出す肉汁でノリはとろけ、お好み焼きのようには返せませんでした。 心配なのは火の通りだけなので、ひっくり返したら弱火にして、蓋をしてじっくり焼きます。 5分くらい焼いたら完成! 肩ロース氏の実力やいかに! さて!無事完成したので、ホカホカのご飯、熱々の豚汁とともに頂きます! 漫画「めしにしましょう」では、盛り付けはどうでもいいらしく、触れていません。 でも、流石に子供も食べるので野菜を添えたい。 というわけで、生姜焼きチックにキャベツと一緒に盛ってみました。 より レシピ的には生姜焼きに近いのでもう少し大人しい茶色になるかと思いましたが、自己主張がはげしい感じに仕上がりましたね。 熱々の内に食べてみます。 はむ! 柔らか! 漬け込んでいないのでタレが作用しているわけじゃないとは思います。 でも、めちゃくちゃ柔らかい! 肉が良かったのか、なんなのか。 味は、生姜焼きを甘くしてガツンと風味と旨味をプラスした感じ。 脳が喜んでおります。 オイスターソースとニンニクがいいですね。 食べた慣れた生姜焼き風の味に、さらにうまいエキスが追加されてる! 家族3人で600-700g。 娘3歳、たべても3切れなのでのこるかと思いましたが、余裕で完食しました。 主にわたし。 おわりに 以前、キャベ千を美味しく食べたいから生姜焼きをつくっているのかもしれないという記事を書きましたが、肩ロース氏と一緒に食べるキャベ千もなかなかです。 肩ロース氏本体の美味しさは一言でいうと「危険なうまさ」。 ご飯が一瞬でなくなります。 こんなんだす弁当屋があったら絶対買うわ! 以上、 漫画メシを再現!めしにしましょうに登場する肩ロース氏をつくってみたでした。

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